質問: 4誌にリジェクトされた論文を改善するにはどうすればいいですか?

質問の内容 -
1つの論文を5年間で4誌に投稿しました。各誌の査読者から指摘された点はほぼ修正しており、その修正版を新たなジャーナルに投稿するのですが、毎回、英語と実験方法の問題を理由にリジェクトされてしまいます。論文の著者は全員がメキシコ人です。著者の国籍が理由でこのような結果になっているのではないかと、心配しています。論文には多くの費用を費やしており、すでに3社の英文校正サービスによる校正を受けています。それにも関わらず、査読者から「貴論文には英語表現(文法、スペリング、文章構造、句読点など)のエラーが散見されるため、本誌での出版は認められない」と言われてしまいました。アドバイスを頂ければ幸いです。
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回答:

査読プロセスは、バイアスフリーでなければなりません。非英語圏の研究者が国際誌で英語論文を発表することは、まったく珍しいことではありません。バイアスを持つ査読者が1人や2人いたとしても、4誌のジャーナルにリジェクトされる理由にはならないでしょう。

編集者に、プロの校正をすでに受けていることを伝えましょう。そして、エラーの箇所を具体的に示してもらってください。それに沿って必要な修正を行い、別のジャーナルに論文を投稿しましょう。

落胆する必要はありません。学術出版プロセスに、論文のリジェクトは付き物です。リジェクトが続いて不安になる気持ちはわかりますが、あきらめないでください。論文のどこに問題があるのかを特定できれば、出版に値するレベルまで改善することができるはずです。


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