質問: 査読者のコメントに同意できない場合は、どうすればいいですか

質問の内容 -
3度目の査読が終わったのですが、結果はまたしても要大幅修正でした。査読者の1人は今回の修正に満足してくれましたが、もう1人は真逆の評価で、「仮説を実証するには別の実験が必要」と指摘されました。しかし、実験の被験者にアクセスする方法がもうなくなってしまったので、これは不可能でした。そこで、先行研究に倣う形で異なる実験を行なったのですが、前回の研究でも同様のメソッドを使ったにも関わらず、このアプローチには納得してもらえませんでした。編集者に、査読者の変更を求めることはできますか?あるいは、ほかに対処法がありましたらご教示ください。
1 この質問に答える
回答:

同じ論文に対して、査読者同士が真逆もしくは相反する意見を持つことは決して珍しくありません。したがって、著者が査読者の意見に同意できないという理由だけで、編集者が査読者を変更してくれることはないでしょう。それどころか、あなたの印象が悪くなってしまう可能性もあるので、このような要求は控えた方が賢明です。一方、査読者のコメントに反論することには何の問題もありません。編集者に、査読コメントに同意できない理由を11つ丁寧に説明しましょう。反論の裏付けとなるエビデンスも添える必要があります。反論に説得力があれば、編集者は間違いなくあなたの要求を検討してくれるでしょう。


関連記事:

 

 

 


このコンテンツは「査読」ステージに属しています。

無料の個別コーチングで、査読コメントへの対応方法を学びましょう。