「結果」と「考察」を書く秘訣

「結果」と「考察」を書く秘訣

この記事の 前編 では、IMRaD形式(Introduction、Materials and methods、Results、 Discussion)で書いてある典型的な研究論文の序(introduction)、および材料と方法(materials and methods)で何を書くかについて簡単に述べました。後編では、結果と考察についてお話しましょう。

 

「結果」を書く: 「結果」ではW-H-A-Tに対する答えを書きます。


結果だけを述べること; 意見や説明は「考察」で書く。 適宜、図表を使ってよいが、データの重複はしません 。つまり、同じデータをここでは表として示すが、別の場所ではグラフとして示したり、図表にしたデータを本文中で繰り返したりしてはいけません。理論上は、大量の情報が表および・もしくは図で示すことができるので、「結果」は一番短い節になる可能性があります。



「考察」を書く: 「考察」では、一番重要な質問、すなわち S-O  W-H A-Tに対する答えを書きます。


結果が何を意味し、いかに重要であるか説明します。過去の知見と結果を比較します; 矛盾した結果が少しでもあれば、それについて説明しましょう。統計的に有意であるとはいえない結果が出たら、何らかの差が見られるがそれは偶然によるものだったかもしれないと説明します。研究の限界について要点を述べ、研究の今後の方向性を示唆します。最後に、結論を書きまとめます。


さてこれで、論文をIMRAD形式できちんと組み立てることができました!

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