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質問: 論文結果の発信
リサーチコミュニケーションの場は広がっており、最近では多くの研究者がさまざまな形で研究を発信できるようになっていますが、できることはまだありそうです。そしてリサーチコミュニケーションは、あなたが認識しているように、臨床診療にとっての研究の意義を示す上でとくに重要です。
だから、あなたがなぜそのようなことに取り組もうとしているのか、よく理解できます。起業家精神に満ちた進取的なプランで、まさに研究者らしいイノベーティブな資質が感じられます。
しかしながら、プランを実行に移す前に、確認しておくべきことがいくつかあります。
まず、OAジャーナルであれオンライン記事(ブログ記事やニュース投稿など)であれ、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の種類を確認する必要があります。CC BYかCC BY-SA (ShareAlike)であれば、マテリアルを自由に使うことができ、クレジットを適切に表示すれば商用利用も可能です。これは公正なことであり、論文を参照するようなものです。使う素材へのリンクを示すことでリサーチコミュニケーションが促され、あなたのコンテンツに妥当性が付与されることにもなります。CCライセンスについての詳細は、こちらをご覧ください:英語、日本語
また、商業的な観点から、個人でできる範囲で行うのか、会社を設立して行うのかも検討する必要があります。会社として行うなら、企業に対する何らかの規制があるはずです。ニュースレターのようなオンラインマーケティング商品にISSN(国際標準逐次刊行物番号)が不要であること(詳しくはこちらを参照)までは私たちも知っていますが、それ以上のことになると、こちらは専門外となります。したがって、考えている取り組みもしくは事業に合った当局や規制を把握する必要があるでしょう(これは、国や地域によっても異なる場合があります)。
こちらの記事も参考にしてください: What's the difference between a license agreement and a copyright transfer agreement?
最後に、リサーチコミュニケーション領域で私たちが提案している、Impact Scienceもぜひチェックしてみてください。これは、研究者の皆さんが研究成果をプレスリリース、ブログ記事、インフォグラフィックス、動画などの形で発信するサポートを行う取り組みです。