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質問: 研究結果が非有意なものであっても、論文の執筆を続けるべきですか?
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回答:
「非有意な結果は重要でなく、論文として出版するのが難しい」というイメージは、研究者の間に広く浸透しています。しかし、このイメージは正しいものではありません。非有意な結果は、既存の仮説や理論への反証となることがあり、ネガティブな結果を立証するものとして重要な意味を持ち得ます。これらの結果は、将来の研究の基礎となり得る重要情報なのです。多くのジャーナルが、新規性のある画期的な研究を好み、非有意/ネガティブな結果の出版に消極的なのは事実です。しかし、この傾向は徐々に変化しており、最近では多くの出版社が、科学の発展のためにネガティブな研究にもオープンになっています。
ただし、研究開始前にサンプルサイズを正しく算定したかどうかは、確認する必要があるでしょう。サンプルサイズが十分に検討されていない場合、その結果はさほど重要ではない可能性があります。また、論文の執筆を続けるかどうかは、さらにデータを追加できる余地があるかどうかにもよります。その余地がある場合は、統計分析を再度行なって有意性を検討し直すとよいでしょう。いずれにせよ、非有意な結果が重要であることに変わりはなく、それは、研究の性質、使用した変数、適用した統計的検定のタイプに左右されるものです。
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