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英語ネイティヴでない研究者が論文をオンライン投稿をするときに知っておくべきこと
ケース:
あるお客様にエディテージの英文校正と論文投稿支援サービスをご利用して頂きました。エディテージでは、ジャーナルのガイドラインに従い論文を校正・書式設定しましたが、クライアントは、ジャーナルの投稿システムへのアクセスと、自分で投稿を完了することを希望していました。
彼は投稿システムについてある質問があったので、私たちはそれに対応させて頂きました。数週間後、クライアントのところに査読者からのコメントが届き、論文を修正し再投稿するという選択肢が与えられました。私たちが査読コメントへの返答を編集していたさなかに、お客様は返答に困るようなメールをジャーナルから受け取っていました。
ジャーナル編集者が言うには、著者が論文で共著者としてあげている研究者の3人が、自分たちはこの研究に参加していなかったと述べた手紙をジャーナルに送ってきたというのです。この不正行為により、ジャーナル編集者は修正後の論文を再検討するという判断を取り下げてしまいました。お客様は、共著者に関する正確でない情報を提供したとして、非倫理的行為と不正行為により非難されました。
ア クション:
私たちはお客様にご連絡し、共著者が研究に対しどのような寄与をしていたかをたずねました。そのときになってお客様は、3人の研究者が本当は自分の論文の共著者でなく、ジャーナルが正しかったことを明かしました。英語のネイティヴ話者でなく、投稿システムにも精通していなかったので、共著者を挙げるはずの欄に希望する査読者の名前を入力してしまったのです。
この不幸な誤りによって、お客様は一番に選択したジャーナルに掲載されるチャンスを失いました。英語でのコミュニケーションに困難があったため、ジャーナル編集者にすべての状況を説明し、査読コメントに対応した後論文を再投稿する許可を求める手紙の草稿を書くよう、私たちは依頼を受けました。この謝罪の手紙をお客様はジャーナル編集者に送りました。
編集者は謝罪は受け入れてくれましたが、論文掲載の再検討はしないということでした。これを聞いたお客様は非常にがっかりされ、別のジャーナルに投稿することにしました。今度は、お客様は投稿システムへのアクセスと投稿をすませるため、私たちに助言を求めてきました。お客様が今後、失敗せず自分で論文を投稿されるよう、私たちは投稿のあらゆるステップで相談にのらさせて頂きまし た。
サマリー:
オンラインジャーナルの投稿システムの投稿規定は、英語ネイティヴではない研究者にとって非常にわかりにくいものになりかねません。たとえば、今回のケースで取り上げたジャーナルでは、著者名と希望する査読者名を同じページに入力して投稿するよう求めていました。
お客様は間違えて違う欄に査読者名を入力し、残念ながら研究発表における不正行為があったと非難されました。こうした誤りが起こるのを極力少なくするために、英語のネイティヴではない研究者がオンライン投稿をする場合、特に慎重になり、熟練した仲間、ネイティヴスピーカー、あるいは専門の出版サポートサービスの助けを借りるべきです。ジャーナルも、ネイティヴではない研究者が直面する問題を考慮し、ユーザーが使いやすいオンライン投稿システムにし、投稿の各ステップを通じて明快で簡潔な指示を与えなければなりません。
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