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table1の脚注:脚注のマークと続き番号
脚注は多くの場合、テキストが学術的であることのしるしになります。テキストの中で使われることは以前より少なくなりましたが、tableの脚注は前と同じように、今でもよく使われています。この記事では、こうした脚注の使い方を取り上げます。
脚注はポインターのようなものです。読者に、今読んでいるのがテキストの一部であってもどんなものであっても、完璧に理解するにはさらに情報が必要だということを伝えてくれます。例えば、ある国の一人あたりの国民所得(円、ペソ、ユーロなど)を書いた一文があり、脚注ではドルとの交換率が書かれているとします。tableの脚注は、これと同じような機能を持ちますが、さらにいくつか考慮しなければならないことを下で紹介します。
脚注と頭注
tableの場合は、列の見出しか行番号を入れたセルをはじめとする個々のセルに、脚注を付加します。けれども、もし脚注の内容がtable全体に関係のあることでしたら、頭注を使うのに越したことはないでしょう。頭注は、tableのタイトルの後、表本体の前につけるのが一般的です。例えば、様々な病気の流行に関する一年分のデータを記載したtableがあったとすると、その頭注では、すべてのデータが州立病院の記録にもとづいており私立病院は含まれていない、と説明されているかもしれません。しかし、そのtable内のセルにも脚注があり、ある年のある病気の数値は国立病院や私立病院の記録によるものだ、と説明されているかもしれません。
ところで、tableの場合、脚注はtableの下部に書くのであり、tableがあるページの下部には書かれません。
マークの選択
脚注でよく使われるマークは、アステリスクか星印(*)、オベリスクか探検のマーク (†)、節記号(§)、段落標、ブラインドP、段落記号と呼ばれる記号 (¶)です。さらに脚注が必要な場合は、同じマークを重ねます (**, ††, §§, ¶¶)。けれども、このシステムは難しいです。数値データからできているtableに対しては、アルファベットの文字を上付き文字にして使いましょう。まとまったテキストからできているtableの場合は、上付き数字を使いましょう。
次に、* と**ですが、*は5%( p<.05)、**は1%( p<.01)というように、有意性や確率のレベルを示すのに使われるのが一般的です。混同の恐れがありますから、* と**は脚注のマークとして使わない方がよいでしょう。
続き番号
個々のセルへ脚注を割りつける時は、通常の読み順、つまり上から下へ、左から右へと割り付けましょう。5つの列と5つの行からなるtableでは、2列目の最後の(右端)セルで¹とかaと脚注をつけたら、4列目の最初のセル(左端)の脚注は²や bにするということです。
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