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質問: 優れた仮説の書き方を教えてください。
ご質問には2つの内容が含まれています。1つはより大きなテーマの質問で、もう1つはより小さなテーマ、もしくは大きなテーマの質問に付随するものです。まずは大きなテーマの質問からお答えしましょう:
研究がどのような結果になるかを上手に説明するには
このためには、少しさかのぼって考える必要があります。仮説にたどり着くまでには、おおまかに以下のようなステップを踏みます:
リサーチギャップ → 研究課題 → リサーチクエスチョン → 課題ステートメント → 仮説
(同分野の類似研究と比べて)自分の研究は何が優れているのか、またはどこが異なっているのかを示すには、まず、先行研究のリサーチギャップを特定する必要があります。これは通常、包括的な文献調査を通して行います。(1つ以上の)ギャップを特定したら、自分の研究でフォーカスするものを1つに絞りましょう(相互に関連する場合は複数でも可)。さらに、研究課題の固有性が仮説に反映されるまで、各ステップで無駄を削ぎ落していきましょう。つまり、関連するリサーチギャップを特定することで、研究の優れた点や異なる点を見極めやすくなるということです。その後のステップは、どちらかと言えば研究の内容を明確にするためのものです。
以上の内容については、以下の記事を参考にしてください:
優れた仮説を書くには
仮説は、研究で試すことの結果を予測するものです。ご質問では研究分野について触れられていなかったので、ここでは、多くの人に関わりのある例を用います。たとえば、体重管理に関する研究で、「30分の高強度インターバルトレーニング(HIIT)は、1時間の有酸素運動よりも効果がある」という仮説を立てたとしましょう。この仮説を基に、変数、被験者グループ、研究期間などを決定し、実際の検証を始めます。続いて、観察結果の記録を行なって、結果を分析し、結果が仮説と一致しているかどうかを確認します。一致しない場合は、別の仮説を立て直すことになります。
仮説の書き方については、以下の記事を参考にしてください:
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