質問: 文献レビューはどの時制で書くべき?

質問の内容 -
「同じ刺激によって同じ結果を得ている2つの論文がある」ことを書く場合、どの時制を使うべきですか?
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回答:

ご質問は、同一/同様のテーマに関する先行研究を説明するための論文セクション(序論または考察)についてでしょうか。あるいは、文献レビューにおける論文一般についてのご質問でしょうか。


前者の場合、たとえば「Jones (2013) found that....(Jones(2013)は…明らかにした)」のように、単純過去形を使うのが一般的です。文献レビューであれば、複数の時制を使用しても構いません。先行研究のレビューを行うときは、以下のことを考慮して時制を選んでください:
 

  1. 過去形: 焦点を先行研究またはその著者に当てる場合、過去形を使用するのが好ましい。このとき、「Jones (2013) reported that...(Jones(2013)は…と報告した)」のように、先行研究を文の主語にする。過去形がもっとも一般的な形であり「reporting tense(報告時制)」と呼ばれることもある。
     
  2. 現在形: 先行研究について自身の解釈を述べたい場合、「Jones (2013) argues(Jones(2013)は…と論じているが…)」のように、現在形の使用が好ましい。
     
  3. 現在完了形: 最近の研究を引用する場合、「Recent studies have demonstrated that...[Jones, 2015; Pinto 2014](最近の研究では…が行われている[Jones, 2015; Pinto 2014])」のように、現在完了形を使用することがある。また、ある領域における先行研究を総括したいときにも使用する。例: Several researchers have studied these stimuli...(複数の研究者がこれらの刺激について研究している)


これらはあくまで、ほかの研究を引用するときに使う時制を判断するためのヒントであって、規則ではありません。伝えたいことや焦点を当てたいこと、文脈における文法面での妥当性によって、使用すべき時制は変わってきます。あるいは、分野による違いもあるかもしれません。文献レビューで使う時制は、学術ライティングの世界でも頻繁に議論の対象になっています。同様のテーマを扱った外部サイトを以下に紹介します:
 


また、時制の使用に関する以下の記事も参考にしてみてください:
 


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