CSIR-National Botanical Research Institute(インド)の生薬学/民族薬理学学部研究員。伝統医療を専門とし、伝統的な知識を最先端の科学と切れ目なく統合させることに力を注いでおり、伝統的な知識を探究することで創薬の新境地が開けると考えている。民族薬理学分野での博士課程在籍中、薬物製剤には「民族植物学のプロセス」が欠かせないが、民族植物学の研究には見逃されている側面があるとの考えを抱いていた。多くの国で表彰を受けた自身の研究「直火焼きによってセイタカミロバランの果実の胃保護性が高まる- ある“民族植物学のプロセス”(インド、ウッタラーカンド州)の検証」は、伝統医療を新たな視点で理解するためのステップ。伝統医療分野での貢献を認められ、栄誉あるJ.D. Hooker Awardを受賞した。