質問: Dr.Eddyのお悩み相談:不採択になった論文への査読コメントをどのようにして次回の投稿に活かしたら良いでしょうか?

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Answer:

たとえ論文が不採択になっても、査読を乗り切ったということは、論文にとって本当に有益なことです。査読を通して、あなたは価値あるフィードバックを得ています。論文を改善させるのに役立ち、別のジャーナルに採択されるのが容易になることでしょう。


仮に不採択になったとしても、査読コメントを論文の中に活かすことが重要です。その理由として、以下の点が挙げられます。


1. 査読コメントは、論文の改善に役立つはずです。


2. 別のジャーナルに投稿したとき、同じ査読者にあたるかもしれません。そういう場合、査読者が自分の指摘が活かされていることを知れば、ことが有利に運ぶでしょう。


何よりもまず、査読コメントを客観的に読み、慎重に分析しましょう。コメントの数の多さにひるんではいけません。コメントをいくつかのカテゴリーに分類してみます。たとえば、言語表現に関するグループ、文献検索に関するグループ、方法論に関するグループ、といった要領です。こうして分類したら、一つひとつ、問題に対処していきましょう。


時には、言語表現の問題について、査読者が非常に特殊な指摘を行うことがあります。たとえば、あるパラグラフをどのように書き換えたらいいか、ある概念をより明確に説明するにはどうしたらいいか、具体的に示唆することがあるかもしれません。論文にはまずこれらの点の修正に取り組みましょう。 一番簡単にとりかかれるからです。


また、いくつか参考文献を追加で加えたり、もっと多くのデータを提出する必要があると査読者が指摘したなら、その通りにしましょう。論文に組み込むのはそれほど難しいことではありませんし、論文も改善されるでしょう。


次に、方法論に関するコメントについて考えてみます。いくつか追加で実験を行うよう示唆された場合は、それに従うよう努めましょう。査読者のコメントがあまりに厳しすぎる、要求が多すぎると思われるかもしれませんが、やれる限り改善に努力しましょう。最終的には、査読者の示唆から、あなたの論文は良い影響を受けるはずです。


最後に、査読者の示唆には、たとえば研究が扱う範囲からはずれた示唆のように、納得のいかないものもあるかもしれません。そういった指摘は、もう一度客観的になって調べてみましょう。納得のいかない明確な理由があるのか自問し、そのように判断するに足る根拠があることを確認します。こうした根拠は査読者の指摘と別に書き留めておきます。そうすることで、万が一、新しいジャーナルの編集者や査読者から同じコメントが返ってきたときに、自分なりの根拠を(あらかじめ)用意しておけます。


こうした着実なアプローチを取ることで、査読コメントを取り入れるという課題が楽になってくれれば幸いです。次回の投稿、がんばってください!

 

 

 


このコンテンツは「論文のリジェクト」ステージに属しています。

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