科学論文の書き方: "About"、"Around"、"Approximately"の意味の違い

科学論文の書き方: "About"、"Around"、"Approximately"の意味の違い

科学は測定と計算がすべてです。与えられた図(量)が正確な値か、四捨五入されているかを示す表現は、すべての科学的文章で共通しています。こうしたいくつかの表現は多かれ少なかれ同じ意味を有していますが、ちょっとした違いもあり、文章を書く人が慎重であれば、そうした違いを考慮に入れて学術的な文章の執筆に取りかかります。


About  Approximately: 指の数(それぞれの手に5本ずつ)に関連した理由から、数値は5か10の倍数に丸められるのが普通です。こうした特性からみると、次のような文だと変な感じがします:"Each plot contained about 17 trees." 。ここで明らかに矛盾しているのは、5の倍数でも10の倍数でもない17という数値が、四捨五入されaboutという表現によって限定された数字には見えないことです。同時に、上の文を書いた人は、数字が正確ではないことを強調したいと思っています。そういう場合により適しているのはapproximately という語でしょう。この違いについて Use the Right Word という本に何と書いてあるかご紹介しましょう:「aboutはapproximatelyと区別せずに使われることが多いが、approximatelyほどは正確な値に近づけることに重きを置いていない」。


About Around: The difference between aboutとaroundの違いはもっと簡単で、大まかに言うと、好みの問題です: about はイギリス英語でよく使われ、around はアメリカ英語でよく使われます(Pocket Fowler's Modern English Usage, p. 8)。

 

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