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「序」と「方法」を書く秘訣
IMRaD形式 (Introduction, Materials and methods, Results, and Discussion)でよく知られている、伝統的な形式で科学論文が書かれることを望むジャーナルは多いです。これらの節は、それぞれ特定の目的を果たしています。各節で何を書くべきか、簡単にお話しようと思います。
ここでは、「序(introduction)」と「材料と方法(materials and methods)」の書き方について取り上げます。これらの節は、具体的な質問に対する回答にならなければなりません。そうすることで、各節を効果的に使い、研究を伝えやすくなるでしょう。
序(introduction)の書き方:W-H-Y質問に答える
「材料(materials)と方法(methods)」の書き方: H-O-W質問に答える
誰かほかの人がやりたいと思えば、実験を再現することができるように、十分に詳しい情報を載せます。材料の供給源、装置の型とモデル、量、継続時間、使用理由などを示します。どんな研究でも再現可能であることが期待されます。ですから、この節が特に重要なのです。 どんな「処置(treatment)」が行われ、いかにして適切な「統制(controls)」を整えたかを述べましょう。 そうすることにより、(処置群と統制群の)2群の間で妥当な比較が可能になるのです。また、この節は一番簡単に書くことができますから、この節から書き始めるとよいでしょう。
「結果(Results)」と「考察(Discussion)」の書き方については、このシリーズの第2部 をご覧ください。
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