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「ただで論文を編集してくれたら、あなたも共著者になれます」: 著者資格(オーサーシップ)問題と倫理違反
【事例】
エディテージの出版専門家の一人が、英語ネイティヴではない研究者と共同で研究を行うため、ずっと話し合いをしてきました。最初の議論の後、その研究者は企画書に同意したので、エディテージの専門家は彼に研究と論文準備に関する仕事(2人の間の明確な役割分担を付与)を送付しました。予定表と、議論とレビューを協力して行うことが必要だと思われる具体的な点についても指摘しました。エディテージの専門家が分担した仕事には、文献レビュー、論文準備に関するいくつかの側面、論文の校正者、ジャーナルの選択でした。
研究者は、提案された予定表と役割分担には同意しましたが、その後何ヶ月たっても連絡がありませんでした。研究者が他の研究で忙しく、共同研究のことは後回しにしていると思っていました。するとある日研究者から連絡があり、そこには、研究は完了しメールで論文を送付したので、引き続き編集し適切なジャーナルを選んでほしいと書いてありました。
【行ったこと】
エディテージは、研究がすでに終わり、エディテージの専門家から論文の内容に関する貢献がなく論文が執筆されているので、研究の共同研究者として掲載される資格はもうない、とその研究者に説明しました。国際医学雑誌編集者委員会(ICMJE)のガイドライン
私たちは、ガイドラインはWe explained that although the guidelines are formulated by the ICMJEが作ったものではあるが、あらゆる研究分野で標準として認められていること、また単に論文編集、ジャーナル選択を行っただけでは、著者資格の権利は与えられないことを伝えました。また、個々の研究で著者になる資格を持たない人がいた事例を他にも提示しました。 けれども彼には納得してもらえず、私たちは友好的に袂を分かつことを決めました。
【要約】
研究者は著者資格基準十分には理解しておらず、 著者資格を追求するような、著者資格関連の不正行為の事例が蔓延しているようです。著者教育をまれに行うのでは、問題の解決にはならないでしょう。明確で広く認められた著者資格ガイドラインがないからです。大学、学会、資金提供機関、出版社が協力し、著者資格の重要性を強調することにより、ICMJEや 出版倫理委員会 (COPE)のガイドラインのような、適切なガイドラインへと著者を向かわせるべきでしょう。
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