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質問: 雑誌編集局からの大学倫理審査委員会の直接接触
質問の内容 -
日本の医系学会の英文誌に投稿しました(結果はリジェクト)。審査過程で、英文誌事務局から著者の所属大学の倫理審査委員会にあてに、当該研究に関する倫理審査書類を提出するように連絡が入りました。既に投稿論文中に倫理審査番号は記載してあり、投稿規定に従い承認通知のコピー(日本語)も雑誌に送った後の事で大変驚いたと同時に非常に憤慨しました。一応倫理員会からは全書類を送付してもらいました。しかし、投稿規定にも書かれていない事を要求しており、納得がいきません。日本学会の英文誌ですが、外国人投稿者も多数おり、同様な問い合わせをしているとも思えません。このようなことは最近の常識となっているのでしょうか?お教えください。
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回答:
一般的に、すでに著者から文書が提出されているのであれば、ジャーナルが倫理審査委員会に個別に接触を行なって文書を要求することはありません。しかしながら、とくにそうする必要があると判断されれば、絶対にないとも言えません。たとえば、テーマがセンシティブなもので、念のために倫理審査委員会から確認を取っておきたいときなどです。あるいは、あなたが提出したもの以外の別の文書が必要な場合や、特殊な様式の承認書が必要なケースもあるでしょう。今回のことで、とくに憤慨する必要はないと思います。もちろん一般的なケースとは言えませんが、こうした例外はときには起こるものです。また、学術不正の疑いが生じているのであれば、ジャーナルはもっと注意深く対処したはずです。むしろ、倫理審査書類が真正なものであるかどうかをわざわざ確認したという意味で、このジャーナルは褒められるべきかもしれません。あなたが不正な行為をしていない限り、何も心配する必要はありません。今回の件は、倫理的な出版に配慮している良質なジャーナルを選んだことの証とも言えるでしょう。
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