質問: 投稿先の決め方
投稿直後であれ査読後であれ、リジェクトにはさまざまな理由があります。ジャーナルの目的と対象領域とのミスマッチ、オリジナリティの欠如、言語の問題、誌面のスペースの都合など、その理由は実に多様です。この点についてはこちらの記事を参考にしてください: 不採択になる一番多い理由
ご質問への答えですが、あなたの論文のオリジナリティと品質が十分であれば、できることはいくつかあります。
自分の論文とターゲットジャーナルの対象領域が合っているかどうかを確認するには、ジャーナルのウェブサイトに記載されたAims and FocusもしくはScopeなどの項目をよく読む必要があります。しっかり読み込めば、自分の論文がそのジャーナルの出版物としてふさわしいかどうかの感触がつかめるでしょう。
それでもよく分からない場合は、ウェブサイトに記載されているメールアドレスから、編集者に問い合わせることができます。各誌のガイドラインに沿った原稿を用意して実際に投稿するまでには、多くのエネルギーを費やすので、投稿前の問い合わせを行うことで、貴重な時間と労力を節約することができます。投稿前の問い合わせについては、こちらの記事が参考になります: How to write a presubmission inquiry
デスクリジェクトのもっとも多い理由は、対象領域との不一致を別にすると、ジャーナルのガイドラインを守っていないことです。これを避けるためには、「投稿前の原稿チェック」を受けることをお勧めします。チェックを受けることで、さまざまな側面(言語、申告事項、剽窃)から原稿の問題点を見つけることができます。エディテージの姉妹ブランドが提供するAIベースの原稿評価ツールR Pubsureは、原稿チェックの結果をレポートにまとめます。そのレポートに基づいて原稿を修正すれば、デスクリジェクトの可能性を抑えることができるでしょう。R Pubsureについての詳細はこちらからご覧ください。サンプルレポートはこちらからご覧頂けます。
ただし、あなたの論文の品質や出来栄え(具体的には文章、論理の流れ、構成、もしくは研究の主要ポイント)が十分でない場合は、英文校正で改善を図る必要があるでしょう。英文校正での改善には、単なる文章の改良から、より複雑な側面の改良まで、さまざまな幅があります。エディテージではさまざまな英文校正サービスを提供していますので、必要な場合はご利用を検討してみてください。
これらの方法をすべて試しても上手くいかない場合は、論文を謙虚に見つめ直し、出版を目指し続けるべきか、より出版の可能性が高そうな別のトピックに移行するべきかを、考えてみる必要があるかもしれません。もしくは、少し休息を取り、時間を置いて新鮮な目で論文を見直すのもよいでしょう。
最後に、原稿のリジェクトを避けるためのヒントがつまった無料のリソースをご紹介します:
研究者のための無料e-Book:リジェクトを避けるためのヒント
良い対処法が見つかることを願っています。希望を持ち続けましょう!