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論文投稿における著者によるミストップ10
論文投稿の際に著者がするミスとは何でしょうか?
これは著者、ジャーナル編集者、出版社の間でよく議論されるトピックです。そこで、知名度のあるメディカル・スタイルガイド、米国医師会(Association of Medical Editors)のスタイルマニュアルで編集経験があるジャーナル編集者委員会による視点から問題点を追及していきたいと思います。
彼らのブログポストには、編集者たちが、論文投稿における著者側の問題点トップ10を挙げています。ただし、この問題点が「必ずしも論文が不受理になる理由にはならない」ということを心に留めておきましょう。しかし、このような間違いは論文投稿プロセスの遅れの一因を引き起こすことがあるでしょう。
1位:ジャーナルのインストラクションに対する著者の忠実さの欠如
米国医師会によると、著者からの問い合わせが多い内容のほとんどが、著者向けのジャーナルのインストラクションを読んでいれば、あるいは従っていれば全てわかること、なのだそうです。これは著者がインストラクションをあまり目を通していないという問題点を浮き彫りにしています。まずはインストラクションに目を通した上で、問い合わせするのが最適でしょう。
2位:データの矛盾
投稿された論文の中の図表における文章に含まれたデータがマッチしない、あるいはデータの数字の計算が合っていないなどが問題となっています。
3位:患者の身元の保護に失敗
医学の事例報告では読者に患者の身元が特定できる写真や情報を含むことがありますが、これは出版倫理としては不適切。当事者(患者)によって承諾書に承諾を得られない限りは、著者はいずれにしても患者の身元が特定できないよう保証する必要があります。
4位:重複投稿
著者は一部であっても、同じ原稿を同時に2つのジャーナルに投稿することは許されていません。もし、関係のある2つのジャーナルが異なるターゲットの読者を持つ国内と海外のジャーナルであったとしても違反になります。実際、多数の著者がこのことに気付いていないらしいが、重複投稿は出版倫理に反する行いです。
5位:参考文献におけるエラー
これは「参考文献が含まれていない」、「リストにあげた参考文献が文章中の引用部分とマッチしない」、「正しくフォーマットされていない参考文献」などのことです。これは論文の中でよくおこる典型的なミスであるが、参考文献が見当たらない、あるいは不正確であった場合は論文の信用性を傷つけることになってしまうでしょう。
6位:結論の誇張
論文の結論部分にパンチを利かせることがとても重要だが、編集者は、データによって全てが裏付けされていなくても、誇張した結論を書かれていることに気付きます。結論をあまりに誇張すぎるのは良くないでしょう。
7位:句読点や様式におけるミステイク
これは句読点におけるエラーや略語の不一致などのエラーを含みます。一般的に論文にはこのような種類のエラーが見られるが、非常に厳粛なものではなく、たいてい組版の段階で修正されることが多いのです。しかし、自ら気をつけることが1番です、
8位:編集者への軽率な質問
著者は、編集された原稿と共に送られた編集者のカバーレターには通常変更部分の説明が記されていると思いますが、その変更の背景にある理論的解釈への理解をする前に編集者に質問をすることがあるよう。
9位:説明不足の脚注
著者は明らかにわかりきったものに対して、あえて説明を入れないときがあります。たとえば、図表において示されているデータの値が四捨五入している値である場合など。しかし正確な情報はないので、脚注に名言されるべきです。
10位:書き漏れ・不完全なフォーム
間違いなくフォームを記入することは、論文投稿プロセスの重要な部分だが、意外と間違って記入したり、不完全なままフォームを提出する傾向があります。この結果、編集部と著者間で行ったりきたりするので、論文投稿のプロセスが大幅に遅れてしまうことがあります。
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