科学で世界をリードする中国の動向
科学技術分野で前例のない成長を遂げた中国は、今や新興の超大国と見なされています。中国は、世界をリードする科学先進国として、米国をはじめとする先進諸国に猛烈な競争を仕掛けています。世界の科学界における中国の影響力の高まりを受け、その科学研究の動向に注目が集まっています。中国の科学研究に関する最新動向や成長の様子を、インフォグラフィックにまとめました。
※こちらの図はPDF版のダウンロードが可能です。プリントするなどして参考資料としてお気軽にご利用ください。
中国の科学研究の動向
研究者数
・世界の研究者:700~800万人
・中国人研究者:150万人(2016年時点)
・中国の研究者の数は、2010年に米国を上回った。2020年には欧州を上回ると予測されている
出版論文数
・中国は出版論文数で米国を上回り、科学で世界をリードする存在に躍り出た
・2016年には42万6000本以上の論文を出版
・この数字は世界の出版論文数の19%にあたる
論文出版分野
・化学、物理、工学など
・第13次5ヶ年計画(2016~2020年)では、脳科学・サイバーセキュリティ・ロボット工学・遺伝学を優先プロジェクトに指定
研究者の流動性
・中国人研究者の78%が海外で論文を出版しているが、多くの研究者が母国に戻り始めている
査読
・中国人研究者は出版論文全体の20%以上を生産しているが、査読されているのはそのうちの8.8%
参考資料:
- Infographic: China’s advances in science and technology
- China Drives International Patent Applications to Record Heights; Demand Rising for Trademark and Industrial Design Protection
- China by the numbers
- The STM Report: An overview of scientific and scholarly publishing
関連記事:
China's research landscape.pdf
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