質問: 論文投稿後、Review中にジャーナルがオープンアクセスになってしまいました
質問の内容 -
European Journal of Cell Biologyに論文を投稿しました.その後,査読が終わりReviseになりました.その後Revised paperにコメントを添えて投稿しようとしたところで,このジャーネルがいきなりオープンアクセスとなり,オープンアクセスにかかる料金を払うことに同意しない限り投稿ができなくなりました.同意しないといけないか?
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回答:
ご質問ありがとうございます。おっしゃる通り、ホームページにも記載されているように、European Journal of Cell Biologyは2021年1月からオープンアクセス(OA)誌になるようです。ただし、2020年9月30日以前に投稿された原稿については論文出版費用(APC)の支払いの対象外になると書いてあります。したがって、この日付より前に投稿したのであれば、APCを支払う必要はないでしょう。これ以降の投稿だった場合は、支払う必要があります。
また、以下の対応も検討してみましょう。
- 所属先にAPCを補助してもらえるか確認する。
- 割引や免除が可能かジャーナルに確認する。(ただし、通常は発展途上国の研究者にのみ適用されます。)
- Elsevierの非OA誌に投稿したい場合は、OA移行誌に関するFAQの最後に書いてあるように、Journal Finderで同類のジャーナルを探す。
Elsevier誌で適当なものが見つからなければ、論文を取り下げて別のところに投稿するという選択肢もあります。時間のロスになるかもしれませんが、査読の結果を活かしてより良い原稿を投稿できれば、判定までの時間が短縮される可能性もあります。この方法を取る場合は、最初にElsevier誌に投稿していた経緯を、新しい投稿先に説明する必要があります。また、新しいジャーナルに投稿できるのは、Elsevier誌から取り下げの承認を得てからになります。
出版までの時間を短縮するために、よろしければ私たちのJournal Selectionサービスもご検討ください。また、AIを活用した原稿評価ツールのR Pubsureもご利用頂けます。これは、原稿をさまざまな角度からチェックすることで改善につなげるサービスで、Journal Recommender機能も付いています。詳しくは、こちらをご覧ください。
良い方向に進めることを願っています!
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