研究者のためのデータ管理の心得10箇条
研究データは、長い時間と多大な労力を費やした結果であり、研究の土台となるものです。その大切なデータが、研究室で火事が起きたり、ハードディスクが盗まれたりして、ある日突然消失してしまうことなど、想像もしたくないでしょう。でも、あなたの大事なデータは、常にさまざまな脅威に晒されているのです。では、それらの脅威から研究データを守るには、どうすればいいのでしょうか?それは、効果的なデータ管理のプランを立てることです。一見厄介そうに聞こえるかもしれませんが、心配は無用です。データを適切に管理して不測の事態に備えるための10の心得を、インフォグラフィックでご紹介します。
※こちらの図はPDF版のダウンロードが可能です。参考資料としてお気軽にご利用ください。
研究者のためのデータ管理の心得10箇条
1. 所属機関のデータ管理方針を確認し、順守すべきガイドラインを把握する。
2. データの管理・保存・分析・共有方法についてのプランを立てる。
3. 非独占のオープンフォーマットを使い、保存・共有する際のデータへのアクセスを容易にする。
4. ファイルにはシンプルで簡潔かつ分かりやすいタイトルを付け、データを探しやすくする。
5. 時間、場所、説明、キーワード、作成者などのメタデータを加え、データの追跡や再利用を容易にする。
6. ある程度の期間にわたって複数の人でデータを扱う場合は、混乱を避けるためにデータのすべてのバージョンを追跡できるようにする。
7. 最新のストレージやメディアのフォーマットを把握しておき、フォーマットの期限切れなどによるデータの損失を防ぐ。
8. 大きなデータセットを扱う場合はとくに、より効率的にデータを管理・共有できるデジタルツールを探す。
9. アンチウィルスソフトを定期的にアップデートする。
10. データは2ヶ所以上に保存し、クラウド上にバックアップを作成する。
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