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質問: 2論文の方法セクションで同じ文章を使ったら剽窃とみなされる?
一般に、引用元を明らかにせずに自分の過去の出版物から文章をコピーすると自己剽窃とみなされ、出版倫理規定に反します。
編集者が剽窃探知ソフトにどの程度頼っているのかを確認した調査では、ソフトだけに頼って剽窃と断定するのはかなり稀であるという結果が出ています。編集者はソフトの結果を考慮しますが、自分の判断に依拠する部分も大きいのです。こういった調査や、CrossCheckのメンバーも交えた一般のディスカッションフォーラムから分かっているのは、方法セクションで文章が似通っているケースでは、編集者は寛容なことが多いということです。これは、独自性のある研究であっても、過去に公開された方法を利用することが多いためです。
しかし、その方法が最初に書かれた元の論文について引用することが必須であるというのが一致している見解です。これは、一般的によく使われる方法であっても同様です。
同じ方法を用いた論文を2本投稿するなら、自己剽窃とみなされないために以下のことを行うとよいでしょう。
1. サラミ・スライス方式とみなされないよう、2本の論文が別個の研究とみなされるに十分かどうかを確認する。
2. 2つの論文で言及している方法を最初に記述した、オリジナルの研究について引用していることを確認する(ここでは、方法そのものはあなたが独自に考案したものではなく、過去に発表されたものであるという前提で書いています。)
3. どちらかの論文が先に出版された場合は、後に出版される論文に最初の論文を引用し、方法が自分の過去の出版物ですでに記述されている旨を書き添える。
4. 2本の論文を同時期に投稿する場合は、各論文のカバーレターに、同じ方法を用いた別の研究論文を他誌に投稿中である旨を明記する。
5. 2本の論文の方法セクションがまったく同一に見えないよう、できるだけ言い回しを変える。
この回答がお役に立てば幸いです!
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