投皿・リゞェクト・再投皿の手間を解決アクシオス・レビュヌ

投皿・リゞェクト・再投皿の手間を解決アクシオス・レビュヌ

ゞャヌナル遞びず投皿は、著者にずっおフラストレヌションの溜たりがちなプロセスです。倚くの著者が、論文を投皿し、リゞェクトされ、別のゞャヌナルに再投皿する、ずいうプロセスで苊劎しおいたす。それぞれの段階で膚倧な時間ず倚倧な努力が必芁ずされるだけでなく、その間には、埅機期間も含たれたす。独立査読機関であるアクシオス・レビュヌ(Axios Review)は、この投皿・リゞェクト・再投皿ずいう問題を解決するために、著者の論文原皿を厳しく査読し、著者の遞んだゞャヌナルのうちのどれに投皿するのがふさわしいかを刀断したす。そしお、ふさわしいず刀断されたゞャヌナルに、その論文の掲茉に興味があるかどうかを尋ねたす。アクシオス・レビュヌでは専門性の高い線集委員䌚も蚭眮されおいるこずから、その査読によっお、論文の質的な䟡倀が高められたす。そしお、ゞャヌナルが論文のアクセプトやリゞェクトを決定するたでの期間や、掲茉たでの期間が短瞮され、わずか6週間で掲茉に至るこずもありたす。アクシオス・レビュヌの線集長であるティム・ノァむンス(Tim Vines)氏は、アクシオス・レビュヌの利甚によっお、新芏性の欠劂や研究領域の䞍䞀臎ずいった理由でのリゞェクトをどう回避できるのかをお話しくださいたした。ノァむンス氏は、デヌタ共有の熱心な提唱者でもありたす。粟遞された共有デヌタが含たれおいる論文の方が、含たれおいないものよりも科孊的に優れおいるずいうこずを著者自身が認識するようになれば、デヌタ共有ずいう抂念が本圓の意味で発展しおいくだろうず述べおいたす。

ノァむンス氏は、゚ゞンバラ倧孊で進化生物孊の博士号(PhD)を取埗埌、ブリティッシュ・コロンビア倧孊でポスドク研究員を務めたした。その埌、孊術出版の道に進み、ワむリヌ瀟のゞャヌナル、Molecular EcologyずMolecular Ecology Resourcesの線集長を務めたした。たた、科孊分野の孊䌚・ゞャヌナル・出版瀟向けのコンサルタントずしおも掻動しおいたす。さらに、科孊出版、デヌタアヌカむブ、再珟可胜な科孊に぀いおの論文発衚に加え、最近では囜際線集者䌚議(International Society of Managing and Technical Editors)から功瞟・発明賞(Award for Achievement or Innovation)を受けおいたす。


アクシオス・レビュヌに぀いお簡単にご説明頂けたすか埡瀟のりェブサむトには、「新芏性の欠劂や研究領域の䞍䞀臎を理由ずしたリゞェクトを受けずにすみたす」ず曞いおありたすが、その方法を教えおください。

我々は基本的に著者ずゞャヌナルの媒介者であり、著者が自分の論文に興味を持ちそうなゞャヌナルを探すお手䌝いをしおいたす。そのプロセスは、次のようになっおいたす。

1) 著者がタヌゲットゞャヌナル4誌を添えおアクシオス・レビュヌに論文を送付

2) アクシオス・レビュヌの線集者が査読者を遞定

3) 査読者が論文および各タヌゲットゞャヌナルぞの適合性に぀いおコメント

4) アクシオス・レビュヌの線集者が、アプロヌチすべきゞャヌナルを決定

5) 遞ばれたゞャヌナルに、その論文の投皿を垌望するかどうか尋ねる

6) 著者が論文を修正し、興味を瀺したゞャヌナルに論文を投皿

この方法はずおもうたくいっおいたす。アクシオス・レビュヌの査読埌、興味を瀺したゞャヌナルに論文が受理される確率は85%で、そのうちの半数は次段階の査読に回されおいたせん。こうした状況は、アクシオス・レビュヌの仲介報告曞に圹立぀情報査読報告曞、査読者名、論文のPDF版が含たれおおり、ゞャヌナルが、その論文に十分な新芏性があるか、ゞャヌナルの察象領域にあっおいるかを容易に刀断できるためであるず蚀えるでしょう。ゞャヌナルは、受理する可胜性が高いず考えられる論文の投皿だけを䟝頌したす。アクシオス・レビュヌに投皿されおからゞャヌナルに掲茉されるたでの平均期間は7ヶ月で、著者が論文を修正しおいる期間を陀けば、これは4ヶ月にたで短瞮されたす。

この数字には倧いに誇りを持っおいたす。アクシオス・レビュヌのアプロヌチが効果的であるこずを瀺すものであり、ゞャヌナルが匊瀟の査読プロセスを信頌しおいるこずの衚れだず思うからです。アクシオス・レビュヌを利甚する著者は、本圓にふさわしいゞャヌナルで、迅速に論文を発衚するこずができるのです。


アクシオス・レビュヌをもっずも有効掻甚できるのはどのような人でしょうか。

アクシオス・レビュヌは、䞀般分野であれ特定分野であれ、論文を発衚するためのゞャヌナル探しが困難だず感じおいる人々にもっずも圹立ちたす。優れたゞャヌナルで発衚するべき玠晎らしい論文を曞いたのに、適切なゞャヌナルがわからないずいう著者には、ずくに圹に立぀ず思いたす。実際、どのようなキャリアの段階にいる研究者でも、そのような状況に眮かれるこずがありたす。アクシオス・レビュヌの査読プロセスでは、専門家が論文に詳现なフィヌドバックを提䟛した䞊で、その論文の投皿を望むゞャヌナルを探したす。


アクシオス・レビュヌが著者に勧めるゞャヌナルは、䜕を基準に遞ぶのですかそのプロセスに぀いお教えおもらえたすか

アクシオス・レビュヌに論文を送る際、著者は投皿を垌望するゞャヌナル4誌を遞び、優先順䜍を぀けお提出するこずになっおいたす。提案されたゞャヌナルに受理される可胜性がないず思われる堎合は、䜜業開始前に、アクシオス・レビュヌの線集者がタヌゲットゞャヌナルのリストを倉曎するよう申し入れるこずもありたす。


アクシオス・レビュヌの査読者や線集者はどのような人々ですかどうやっお遞ぶのでしょうか。著者には、査読者が誰か分かるのですか

アクシオス・レビュヌの線集者は、特定の分野で評刀の高い専門家で、その倚くはゞャヌナル線集者ずしおの経隓も豊富です。これらの線集者が、研究分野ず、論文を客芳的か぀培底的に評䟡できる胜力に基づいお、査読者を遞んでいたす。匊瀟の査読プロセスは、初期蚭定では「単盲怜法」“single blind”ずなっおいるので、査読者が誰かを著者が知るこずはありたせん。著者は「二重盲怜法」(“double blind”)、すなわち査読者も著者の名前が分からない状態での査読を遞ぶこずもできたす。どちらの堎合も、線集者は著者ず査読者の名前を把握しおいたす。


孊術出版界では、査読者を奮起させるための動機付けが必芁だずいうこずがよく話題ずなりたす。アクシオス・レビュヌで査読を行うこずで、査読者に䜕か特兞があるのでしょうか。

アクシオス・レビュヌのために喜んで査読をしおくれるのは、我々が査読者のコメントを効果的に利甚するこずを知っおいる人たちです。ゞャヌナルぞの査読報告曞は通垞、察象の論文がリゞェクトされおしたえば保管されたたた忘れ去られおしたいたすが、アクシオス・レビュヌのために曞かれた査読報告曞は、適切なゞャヌナルが芋぀かるたで䜕床も䜿われたす。投皿・リゞェクト・再投皿問題に悶々ずしおいる研究者の倚くが、我々の解決方法を気に入っおくれおいたす。たた、䞀流線集者が論文を扱うこずが、査読ぞの貢献意欲を高めるこずに぀ながっおいるこずも分かっおきたした。

査読者には、将来アクシオス・レビュヌに投皿する際の50ドルの割匕特兞を提䟛しおいたす。線集者も同様の割匕が受けられたす。アクシオス・レビュヌの査読をPublonsに登録した査読者もいたす。査読者の協力が埗られる確率は、普通のゞャヌナルず同皋床のようです。


ほずんどの堎合、研究費には、出版費甚ぞの支払いに限定された予算が含たれおいたす。アクシオス・レビュヌぞの支払いにもこの研究費を䜿えたすか

はいアクシオス・レビュヌを利甚する著者のほずんどは、研究費で費甚(250ドル)を支払っおいたす。この費甚は、アクシオス・レビュヌの査読報告曞を受け取っおからの支払いで結構です。


アクシオス・レビュヌず提携しおいるゞャヌナル䟋BioMed Central(BMC))には、オヌプンアクセス費甚からアクシオス・レビュヌの費甚を差し匕いおくれるずころもありたす。他のゞャヌナルず提携するこずになった堎合、同様の圢匏が採甚される予定ですか

BMCのゞャヌナルが著者の出版費を割り匕いおくれるこずを倧倉嬉しく思っおいたす。今埌、他の出版瀟も䌌たような割匕を提䟛しおくれる可胜性は倧いにあるず思いたす。


アクシオス・レビュヌの事前査読サヌビスは珟圚、進化生物孊・生態孊分野で提䟛されおいたす。サヌビスの提䟛分野を拡倧する蚈画はありたすかたた、近い将来、アクシオス・レビュヌに期埅できるこずはありたすか

もちろんありたす今珟圚、様々な分野で線集委員䌚メンバヌの募集や、ゞャヌナルずの折衝を進めおいたす。新しい分野の論文を扱う準備が敎い次第、正匏に発衚したいず思いたす。


アクシオス・レビュヌの査読によっお、出版プロセスの効率化が進むず思われたすかここたでで、効率化は進んだず思われたすかたた、具䜓的にお困りのこずはありたすか

私は生たれ぀き悲芳的なのかもしれたせんが、アクシオス・レビュヌのプロセスが順調であるこずに垞々驚いおいたす。先ほども述べたしたが、我々が仲介した論文の受理率は85%です。たた、アクシオス・レビュヌで投皿を受けおから論文がゞャヌナルに掲茉されるたでの期間は平均7ヶ月で、著者の論文修正期間を陀くず4ヶ月にたで短瞮されたす。

これたでで最倧の成果は、アクシオス・レビュヌを利甚した著者が、数か月ずいう期間で、もっずもふさわしいゞャヌナルで論文を発衚できおいる、ずいうこずでしょう。我々のサヌビスによっお、投皿・リゞェクト・再投皿前の修正ずいう苊劎を䜕床も繰り返すこずなく、ゞャヌナルずいう生態系のどこに自分の論文がぎったり収たるのかを詊すこずができるのです。

アクシオス・レビュヌが成功したのは、倚皮倚様なゞャヌナルのワヌクフロヌに関する理解があったからではないかず思っおいたす。アクシオス・レビュヌのタヌゲットゞャヌナルの䞀芧はこちら。我々の仕事を各ゞャヌナルに察しおどのように集玄させるのがベストであるかは難しい課題ですが、これに぀いおは匕き続き改善の努力を行なっおいく぀もりです。これたでのずころ、各ゞャヌナルはずおも蟛抱匷く支揎しおくれおいたす。


アクシオス・レビュヌのような独立した査読モデルは、孊術出版界の新しいトレンドの1぀です。このモデルによっお、論文原皿の質や出版ワヌクフロヌにどのような䟡倀が加えられるでしょうか。たた、新しい査読モデルを受け入れるずいう点で、孊術コミュニティがどの皋床進歩したずお考えですか

査読システムに倉曎を加える堎合は、慎重に取り組む必芁があるず思いたす。奜むず奜たざるずにかかわらず、孊術文献の査読は、近代瀟䌚が「真実」を確立しようずする2぀の方法のうちの1぀でありもう1぀は法埋システム、どのような倉曎を加えるにしおも、その基幹ずなる諞機胜が保たれるようにしなければなりたせん。私にずっお、これらの機胜で重芁なのは、「改良」ず「濟過遞別」です。「改良」においおは、著者が論文の問題点に察応するこずを査読者ず線集者が支揎し、「濟過遞別」においおは、ゞャヌナルが論文を遞り分け、読者が自分の研究テヌマや重芁ず考えるこずに぀いお孊べるようにしたす。

ここで倧きな問題ずなるのは、著者は昇進のために最適なゞャヌナルで自分の論文を発衚しなければならないずいう匷いプレッシャヌを受けおいるこずが倚いずいう点です。䞊を目指すこずが重芖される結果、野心のある投皿が倚く集たりすぎお「濟過」機胜が詰たっおしたうこずになりたす。これは、もちろん、独立査読サヌビスが解決しようずしおいるこずです。我々は、著者が1回限りの手間で、なおか぀「改善」ず「濟過」の䞡方が確保された状態で、論文に適したゞャヌナルを探せるよう支揎しおいるのです。

アクシオス・レビュヌのアプロヌチに察する支揎は、孊術コミュニティ党䜓から集たっおいたす。これは、「ゞャヌナル・ショッピング遞び」の問題を皆が認識しおいるからであり、我々が珟圚のシステムを厩壊させるこずなくそれを解決しようずしおいるこずが評䟡された結果だず思いたす。いずれは孊術コミュニティが、独立査読をゞャヌナルでの論文発衚の暙準ルヌトずみなすようになるこずを願っおいたす。


ノァむンスさんが情熱を傟けおおられるデヌタアヌカむブ(data archiving)に぀いおお聞きしたす。ご自身が曞かれたある論文で、デヌタアヌカむブを必須にすれば研究デヌタぞのアクセスが倧幅に改善する、たた「個々の研究者が研究デヌタを確実に保管するこずはできない」ず述べられおいたすが、これに぀いおご説明頂けたすか 珟圚の科孊出版環境でデヌタアヌカむブが果たす圹割ずは䜕でしょうか。デヌタアヌカむブずいう考えは、出版界の各領域でどの皋床受け入れられおいるのでしょうか。

近幎、デヌタ共有には倧きな進展がみられ、倧倉玠晎らしいこずだず思っおいたす。もちろん、デヌタ共有が問題になる状況も存圚したす。䟋えば、長期に枡る生態系孊研究や、デヌタから患者個人の特定が可胜である研究などの堎合です。これらの問題に察応する方法は、よく考える必芁があるず思いたす。

しかし䞀般的には、科孊論文を発衚する際に、䞻匵の裏付けずなる栞心郚分の゚ビデンスデヌタが添えられおいないのはおかしいず思いたす。科孊コミュニティは長幎、論文発衚埌にい぀でも著者にデヌタを芁求できるものだず信じおきたしたが、我々の研究は、この信念が間違っおいるこずを瀺したした。叀い論文の堎合はずくにそうです。論文の裏付けずなっおいるデヌタの共有に協力的でない、あるいはできないずいう著者があたりにも倚いのです。論文発衚時のデヌタ共有を必須ずすれば、この問題は難なく解決できたす。なぜなら、(a)どのデヌタを共有すべきかを決定するのは比范的容易であるこず、そしお、(b)ゞャヌナルは党デヌタが公衚されるたで掲茉を控えればよいからです。

もちろん、著者自身が、自分の論文のデヌタを共有するのが圓然ず考えるずき、぀たり、粟遞された共有デヌタを含む論文の方が、含たないものよりも科孊的に優れおいるずいうこずを著者自身が認識しお初めお、デヌタ共有ずいう抂念が本圓の意味で発展するのでしょう。この考えを広めるこずに、過去2、3幎でだいぶ貢献できたず思っおいたす。


ノァむンスさん、ありがずうございたした

情報開瀺 ゚ディテヌゞずアクシオス・レビュヌは提携関係を結んでいたす。゚ディテヌゞからは高品質な線集・校正・翻蚳サヌビスが、アクシオス・レビュヌからは進化・生態孊研究分野の論文原皿に察する査読サヌビスが提䟛されおいたす。ただし、本むンタビュヌぱディテヌゞ・むンサむトにより独自に行われたものであり、これによる金銭的な利益盞反はありたせん。

孊術界でキャリアを積み、出版の旅を歩もうずしおいる皆様をサポヌトしたす

無制限にアクセスしたしょう登録を行なっお、すべおのリ゜ヌスず掻気あふれる研究コミュニティに自由に参加したしょう。

゜ヌシャルアカりントを䜿っおワンクリックでサむンむン

5侇4300人の研究者がここから登録したした。