エディテージ主催セミナー『受理される論文投稿戦略』
<セミナータイトル>
エディテージ主催セミナー『受理される論文投稿戦略』
<講師>
リズ・ウェイジャー(Liz Wager)氏
<日時>
2015年1月24日(土) 13時30分~16時30分
<場所>
東京国際フォーラム(ガラス棟5階にあるG502ルーム)
交通アクセス:http://www.t-i-forum.co.jp/general/access/
ガラス棟フロア図:http://www.t-i-forum.co.jp/user/facilities/conference/conference_01.pdf
<料金>
エディテージユーザーのお客様:15,000円(税抜)
一般のお客様:18,000円(税抜)
<定員>
55名
<セミナーの概要>
『Nature』や『Science』『Cell』といった世界のトップ・ジャーナルでは、投稿される論文の大半が、その内容を精査されることなくリジェクトされると言われています。論文出版を巡る競争が年々激しくなるなか、アクセプトの可能性を少しでも高めるためには、投稿先の選定から論文の執筆、投稿後のジャーナルとのやり取りまで、各段階での戦略的プランニングが必要不可欠になります。また、当然のことながら、研究者としてわきまえるべき出版倫理の理解も必須と言えるでしょう。
今回、講師を務めるリズ・ウェージャー氏は、メディカル・ライターとしてこれまで多くの論文を出版してきました。また、BMJ(British Medical Journal)の倫理委員や出版倫理委員会(Committee on Publication Ethics/COPE)の議長を務めるなど、出版倫理の権威でもあります。
アクセプトの可能性を最大化させ、最小限の時間で論文を出版するためにはどのような計画を立てればよいのか、世界の第一線で活躍するウェイジャー氏に世界基準の考え方と具体的なアドバイスを提示頂きます。
<お申し込み・ご予約フォーム>
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<このセミナーで学べること>
1. 論文投稿における戦略と計画
- 投稿における「戦略」とは何か、なぜ論文の出版には「戦略」や「計画」が必要なのか、その策定にあたって何を考慮すべきか、世界を相手にする研究者に必要なマインドセットを理解します。
2. 出版倫理と従うべきガイドライン
- どのような行為が剽窃(Plagiarism)や自己剽窃(Redundant Plagiarism)、利益相反(Conflicts of interests)に該当するのかを、様々なガイドラインに従って解説するとともに、こうした不正行為を防ぐための具体的なアドバイスを提供します。
- 不正行為の探知のために出版社が取っている施策を紹介します。さらに、不正行為が発覚した場合の代償を、具体的事例とともに示します。
- 誰を著者に含めるべきかは非常に悩ましい問題です。「○○さんは共著者の資格があるだろうか?」「△△さんは謝辞に含めればいいか?」と悩んだ方も多いのではないでしょうか。オーサーシップ(Authorship)について具体的指針を提示します。
3. 投稿計画を立てる
- 一口にピア・レビューといっても、その仕組みは様々です。主要なジャーナルでどのようなピア・レビューが行われているかを紹介するとともに、なぜピア・レビューには時間がかかるのかその理由を明らかにします。
4. 投稿先ジャーナルの選択方法
- 多くの論文が「投稿先が違う」という理由だけのためにリジェクトされています。逆に言えば、適切なジャーナルの選択は、アクセプトをより確実にします。投稿先を決める際に考慮すべき基準を提示します。
- オープンアクセス・ジャーナルと既存のジャーナルの相違を概説します。
5. 迅速なアクセプトのために著者にできること
投稿プロセスが遅れる理由は様々です。執筆に取り掛かる前から投稿後までの各段階で、迅速なアクセプトのために著者ができることを紹介します。
- 「リジェクトされる主な理由」
- 「編集者・査読者が著者に求めていること」
- 「査読者のコメントにいかに回答するか」
- 「ジャーナルから返信がない場合」
6. Q&A
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<このような方に参加をお勧めします>
1. 英文ジャーナルでの確実な出版を目指す大学・研究機関・企業等の研究者や医師
2. 英文ジャーナルの編集長や編集委員
3. 製薬会社に勤務するメディカル・ライターや翻訳者
4. 英文ジャーナルでの論文出版を目指す博士・修士課程の大学院生
<講師紹介/リズ・ウェイジャー(Liz Wager)>
今回、講師を務めるリズ・ウェージャー氏は、フリーランスのメディカル・ライター兼学術誌の編集者です。これまでに多くのグローバル企業や機関において要職を務め、現在も出版分野で世界的に活躍しています。
ウェージャー氏はオックスフォード大学で動物学の博士号を取得した後、ブラックウェル・サイエンティフィック・パブリッシング社(Blackwell Scientific Publishing)にて医学書の編集に携わり、その後、ヤンセン・シラグ社(Jassen-Cilag)やグラクソ・ウェルカム社(Glaxo-Welcome)などの製薬会社でメディカル・ライターとして活躍しました。
2001年、自身の会社サイドビュー社(Sideview)を立ち上げ独立。現在は世界中の研究者、医師、ジャーナル編集者等を対象に、科学コミュニケーションや出版倫理について教育プログラムを提供しています。また、科学編集者評議会(Council of Science Editors)など、多くの国際会議で講演を行っています。
出版倫理の専門家として現在、BMJ(British Medical Journal)及び世界医学雑誌編集者協会(World Association of Medical Editors/WAME)の倫理委員を務めています。また、出版倫理の啓発を目的としたジャーナル編集者や学会、出版社からなる非営利団体である出版倫理委員会(Committee on Publication Ethics/COPE)の議長を2009年から三年間務めました。
また、出版倫理や論文執筆に関する著書を数冊上梓しています。
『Getting Research Published: an A to Z of publication strategy』
『Good Publication Practice for Pharmaceutical Companies』
『The European Medical Writers Association guidelines on the role of medical writers』
『The Blackwell Best Practice guideline on Publication Ethics』
<留意事項>
本セミナーは英語で行われます。通訳は入りません。
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