カウントダウンに突入:博士課程の最終年度を迎えて
時間はあっという間に過ぎて行きました。まるで丸々1年がどこかへ消えてしまったかのようで、自分が博士課程の4年目を迎えていることが信じられません。まさにジェットコースターに乗っているような時間を過ごしてきましたが、その時間が終わりに近付いているという事実は、エキサイティングでもあり恐ろしくもあります。この先の12ヶ月でやらなければならないことを考えると、打ちのめされそうになりますが、決して遂行不可能ではありません。重要なのは、集中力と自制心を切らさないことです。最後に勝つのは、ゆっくりでも粘り強く着実に進んだ者なのです!
この数年間で、私は多くのことを学びました。振り返ってみると、うぶで楽観的だった1年目の私は、博士課程というジェットコースターに盲目的に飛び乗っていたのでしょう。博士課程での経験や、その先に待ち受けるものを見据えてやるべきことを言葉で表現するのは困難です。多くの課題がありますが、私は、苦労よりも、そこから得られるものの方が多いと考えています。
これはちょっとしたジョークですが、私の博士課程の各年度をキーワードで表すと、次のようになります:
1年目:楽観的、無知
2年目:一か八か
3年目:執筆して、待って、待って、ひたすら待機する
4年目:固執、執念
今年度中に完了しなければならない作業の量は尋常ではありませんが、慎重に計画を立てることで完遂できると信じています。私はやることリストを作るのが好きですが、さらに好きなのは、そのリストを1つずつ消していく作業です。
現在のストレスの元は、「博士号を取得した後に何をするか?」について考え続けなければならないことです。究極の目標を思い描いて博士課程に進む人が、きっとほとんどでしょう。しかし、私は確たるビジョンも持たずに博士課程をスタートさせてしまいました。もちろん、研究テーマや研究は好きですし、この分野で研究を続けたいという思いもありますが、仕事としてこの研究を続けることを想像できないのです。この点について、大学は博士課程の学生をもっとサポートするべきだと思います。聞くところによると、研究職はきわめて競争の激しい狭き門であり、職があったとしても、それが自分の専門分野に合っている保証もないようです。私の理想は、非常勤の臨床医(物理療法)として働きながら、非常勤の研究者/講師として働くことです。
最終年度を迎えた今、週に一度は、外の世界にどのような可能性や機会が転がっているのかに心と目を向けるようにしています。私はネットワーク構築が得意ではありませんが、自分の専門分野で働く人を探して会うようにしようと考えています。行動した結果、何が起きるかは誰にも分かりません!(ちなみに、この最後の段落は自分自身へのメッセージです。しっかり届いていることを願います!)
デレナ・メイ・カーグビー(Delena-Mae Caagbay、@delena_mae)氏は、理学療法士で、博士課程の学生です。この記事は、2015年11月3日にカーグビー氏のブログ「Daydream Delena」で公開されたものを、許可を得てここに再掲載したものです。
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