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査読者になる方法:若手研究者へのアドバイス
(注: こちらは、2016年に初公開された記事です。Peer Review Week 2021に際し、再発行しています。)
査読を受けたことはあっても、自分が査読者になると考えたことはない、という方も多いかもしれません。
でも、論文を評価することによってライティングとコミュニケーションのスキルを伸ばすことができます。さらに、分野の発展に貢献しつつ、最新動向を把握できるというメリットもあります。この記事では、査読という任務を引き受けることでキャリアを前進させたいと考えている方に向けて、査読者になるためのヒントをお送りします。
1. 優れた論文を出版する
- ジャーナル編集者に注目してもらうための確実な方法は、優れた論文を書いて発表することです。
- ジャーナルは、影響力の大きな論文を発表した著者を、論文の評価者として適任と見なすでしょう。また、論文の評価者にふさわしい専門家として、同僚からの推薦も受けやすくなるでしょう。
2. 査読に関心があることを指導教授に伝える
- 査読者になることに関心があることを、指導教授やメンターに伝えましょう。
- こうすることで、チャンスが得やすくなります。指導教授は、自分にコンタクトしてきたジャーナル編集者にあなたを勧めるか、心当たりのある連絡先を教えてくれるかもしれません。
3. 査読者としてふさわしい力量があることを示す
- レビュー論文や意見論文などを出版する。
- 個人のブログで、出版物への意見やコメントを公開する。
- 研究を評価して見解を表現する力があることを示せれば、査読を依頼される可能性が高まるでしょう。
4. 思い切って最初の一歩を踏み出す
- ジャーナル編集者からの依頼を待つ代わりに、査読をしたいジャーナルの編集者に自分からコンタクトしてみる。
- 編集者に積極的な姿勢を見せることで、査読者に選ばれる可能性を高めることができるでしょう。
5. ネットワークを拡げる
- 同じ分野のジャーナル編集者や研究者とのつながりを築くことで、査読者に選ばれる可能性を高める。
- そのために、学会への参加、ソーシャルメディアでの発信、ソーシャルメディア経由でのつながりの構築を積極的に行う。
6. あきらめずに挑戦し続ける!
- 努力をしても、なかなかすぐには査読者になれないかもしれません。
- でも、自分の評価を高め、ネットワークを拡大する努力を続ければ、査読者として白羽の矢が立つ可能性を高めることができるでしょう。
こちらの記事も参考にしてください:査読初心者へのアドバイス
また、Researcher.Life.からアクセスできる学習プログラム「Become a great peer reviewer - Basic and Advanced training program(優れた査読者になるには:基本と応用)」もぜひご利用ください。
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