- 記事
- 人気
エディテージ、Editorial Managerの原稿取込機能の導入に一番乗り
2015年1月21日(米国ペンシルバニア州、フィラデルフィア)―グローバル研究コミュニティにおける編集・出版支援サービス大手のエディテージは、著者の論文投稿のために一貫したサービスを提供するという姿勢に基づき、オンライン投稿・査読システムで世界の先端をいくEditorial Manager (EM)で利用可能な原稿「取込」機能を一番乗りで採用することを発表しました。エディテージとAriesのこの提携により、エディテージを利用する七万人以上の著者は、EMを採用している6000誌以上の学術誌に、よりアクセスしやすくなります。また、エディテージが著者に代わって原稿を学術誌のEM投稿用ウェブサイトに直接転送できるようになったため、著者・学術誌双方の原稿投稿プロセスが簡略化されます。
昨今の著者は、原稿準備の支援を求めて、文献管理や共同執筆のためのツール、文章校正や学術誌選別サービスなど、幅広い原稿関連サービスを利用します。しかし、学術誌に原稿を投稿するプロセスには時間がかかり、研究者にとっては不慣れな作業であることもよくあります。EMへの原稿取込機能が導入されたことで、エディテージを利用する著者の原稿投稿プロセスは大幅に簡略化され、手間が省かれます。時間の節約や投稿の簡便化だけでなく、科学分野全般のさまざまな購読モデルの学術誌にアクセスできることも、著者にとっては大いに価値のある点です。
出版業界では、著者がスムーズに原稿を投稿できるサービスを提供することが、長らく優先事項とされてきました。今では、エディテージのような著者支援サービス提供企業がEMを利用して簡単に原稿を転送できるようになったので、学術誌への投稿数は増えて行くでしょう。また、取込サービスではORCID識別子が利用できるため、転送された投稿原稿が、登録済みの著者記録と合致するかどうかも確認できます。
本件の発表時、エディテージ米国法人代表のドナルド・サミュラック氏は次のようにコメントしました。「出版数を増やそうとする若い研究者にとって、原稿を投稿するという経験は、不慣れで不安なものです。多忙な科学者にとっては、正に時は金なりです。EMの取込機能は、どちらの問題も解決してくれます。この機能を弊社のオンラインシステムに導入したことで、著者が、彼らの目標である出版や認定に近づくことができることを嬉しく思っています」
Aries社の販売・マーケティング部長リチャード・ワイン(Richard Wynne)氏は、次のように述べています。「エディテージは原稿校正・編集サービス供給企業の大手であり、同社がEM取込サービスを採用する最初の企業となったことを喜ばしく思います。市場の問題を、協力しながら解決していくことで、それぞれのサービスも成長していくでしょう」
カクタス・コミュニケーションズについて(www.editage.com, www.cactusglobal.com)
カクタス・コミュニケーションズ(CACTUS)は、グローバルな科学コミュニケーションをリードする企業で、米国、日本、インド、韓国、中国にオフィスを構えています。カクタスの主要ブランドであるエディテージは、世界の出版・学術コミュニティで広く認知されています。エディテージの目標は、地理的・言語的束縛から研究者を解放し、著者と査読付き学術誌の間に横たわる溝を埋め、質の高い研究の出版プロセスを短縮することです。この目標を達成するため、エディテージは、世界中の出版社、学術誌、学会、製薬会社と連携し、1400名以上の高度な専門性を持つ社員の能力を生かすことで、説得力のある、質の高い科学的コミュニケーションを創造します。これらのあらゆる要素に支えられ、カクタスは、業界の指導者としてゆるぎない安定性を持つ企業に成長することができました。エディテージは、著者との距離を縮め、著者の出版活動を支援していきます。
Ariesについて (www.editorialmanager.com)
Aries Systemsは、学術出版社が価値の高い内容(コンテンツ)を世の中に提供する方法に大きな変化をもたらしました。同社の提供する革新的かつ先進的なワークフロー・ソリューションは、投稿、編集・査読管理、出版物のトラッキング、出版流通経路など、現代の複雑な印刷・電子出版の管理に取り組むものです。Aries Systemsは、出版環境が進化する中、出版社や研究者が人類の知識の発見と普及を強化するための解決方法を提供することを使命としています。Aries Systemと共に、より速く、よりスマートな出版を。
コメントを見る