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学問の世界における女性についてどう思いますか?
若い頃、女性は化学の道に入れないと言われました。どうして不可能なのか、理由はわかりませんでした。ガートルード・B・エリオン(ノーベル賞受賞者)
ガートルード・エリオンが(Gertrude Elion)若い頃、支配的な意見を受け入れていたならば、エイズの進行を遅らせるために使う薬である、アジドチミジン(AZT)の開発を助ける先駆的研究を行うことはできなかったでしょう。
性の平等を推奨する初期の運動が、研究を含めた多様な分野で女性の進出を求めるため、世界の様々な場所で始まってから、数年がたちました。
今では、女性は研究と科学の発展にきわめて大きく貢献しています。国際女性デー(訳注;3月8日)がある月、この3月に、エディテージ・インサイトで研究、出版、科学コミュニケーションにおける女性に関するシリーズ、
本シリーズでは、学問の世界における女性に関しみなさんの声を求める議論をベースにした記事、研究でのジェンダー表象に関する最新の研究情報、優れた女性研究者へのインタビューを紹介しています。
1. 学問の世界における、能力より態度に関する性差別(日本語版は後日掲載予定)
スネーハー・クルカルニー(Sneha Kulkarni)
女性は、伝統的に男性優位な学問の世界において、存在感を示しつつあります。しかしながら、政治学、物理学、哲学などの分野では今もなお、過小評価されています。ある研究によると、こうしたジェンダーの比率におけるゆがみは、ある分野において、ひたむきな努力に比べ「天賦の才能」が重視された結果であり、学問の世界でのキャリアを求めるには男性に比べて知的である可能性が低いとするステレオタイプの結果でもあります。 全文はこちらからご覧ください。(日本語版は後日掲載予定)
金野美奈子教授へのインタビュー
金野美奈子氏は、東京女子大学国際社会学科(社会学専攻)の教授をされています。日本とアメリカで学生だった頃の経験と、日本で会社員として勤務していた経験から、女性の、研究者としての人生の背後にあるダイナミクスと、職業選択・ジェンダー表象の社会学的側面について研究されています。全文はこちら。
3. 学問の世界に母の活躍の場はあるか?(日本語版は後日掲載予定)
カコリ・マジュムダール(Kakoli Majumder)
学問の世界に入って間もない頃は女性もかなりの数いますが、シニア教員(senior faculty)の地位になると非常に少なくなります。たいていの女性研究者は、テニュア(終身制)の職と子育てとは両立しないものととらえています。母親が学問の世界でキャリアを積むのは、なぜ難しいのでしょうか?答えはこちらに。(日本語版は後日掲載予定)
4. 研究に性差別はあるか?(日本語版は後日掲載予定)
ジャヤシュリ・ラジャゴパラン(Jayashree Rajagopalan)
研究者の性は、仕事、成長の見通しにどの程度影響を与えるのでしょうか?一見したところ、性のステレオタイプや、男女に関する一般化された認識は、女性が手に入れることのできる(職業の)機会と、科学的発展への貢献がどのように受け止められるかに対し、影響を及ぼします。様々な分野の研究における性差別の存在とその影響について、実際に検討している研究もいくつかあります。この記事では、そうした研究を3つレビューし、性ステレオタイプが研究においてどのように影響を及ぼしているかを垣間見てみます。 全文はこちらから。 (日本語版は後日掲載予定)
5. 学問の世界における模範的な女性: ノーベル賞受賞者18名への賛辞(日本語版は後日掲載予定)
このビデオでは、科学的発見や研究に対し類まれなる貢献が認められ、誉れ高きノーベル賞に輝いた18名の女性が祝福されています。 ぜひ今すぐご覧ください。(日本語版は後日掲載予定)
6. アンケート調査
研究や学界に性差別はあると思いますか?
アンケートに答えてご意見をお聞かせください。(英語)
皆さんの考えを聞かせてください。
研究におけるジェンダー表象についてどんな意見をお持ちですか?
性差別はあると思いますか?
もしあるとしたら、どのくらいのレベルで、どの程度でしょうか?
ぜひ下のコメント欄からご意見ください。
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