質問: 例えば、フリーアクセスになっている論文を教材としてある程度大人数で共有して使用する際には、やはり版元や著者など著作権を有する主体にお伺いをたてる

質問の内容 -
ジャーナルクラブのような形で、医学論文を少人数で共有して、新たな知見を得たり、批判的吟味をしたりする事があると思います。その場合、通常著作権の主体にわざわざ使用許可を得ていないように思いますが、それをもっと大々的なワークショップなどで使用する場合はどうなのでしょうか。無許可で使用した場合、何かペナルティが課せられる可能性があるのか教えていただきたいです。
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回答:

シェアしようとしている論文はフリーアクセスとのことですが、それはオープンアクセスの論文ということでしょうか。もしそうなら、まずは、その論文のライセンスもしくは条件を確認しましょう。これはジャーナルのウェブページに明記されており、著作権の条項もしくはオープンアクセスのライセンスとして、原典(今回の場合は、シェアしようとしている論文)をどの程度使用してよいのかが明示されているはずです。この論文をある程度の大人数もしくは大々的なワークショップで共有することを考えているとのことですが、そのワークショップは営利的な性質を持つものでしょうか。その場合は、著作権の侵害を避けるためにも、論文を配布する前にジャーナルに許可を求めた方がよいでしょう。また、論文のオリジナルコンテンツに変更を加えたり、別の目的で再利用したりする予定はありますか?その場合は、著作権保持者に同意を求めることが、もっとも安全かつ倫理的な対応です。そのような対応を取ることで、将来的ないざこざを回避できるだけでなく、ほかの研究者の知的財産を尊重する慎重な研究者という印象を与えることにもつながります。ワークショップで論文を使用する際は、必ず出典を明記して、その論文の出どころをはっきりさせましょう。 


ただ、その論文のオープンアクセスライセンスが「シェアも配布も自由」となっていれば、そのようにして構いません。


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