質問: ネイティブチェックしないで論文投稿したらどうなりますか?
1つ目のご質問は、英文校正をしていない原稿でもそのまま査読に進めるのか。2つ目のご質問は、編集者に相談すべきかということですね。順にお答えしましょう。
編集者はどう判断するか?
ご存じの通り、原稿はあらゆる点で完璧なものを投稿するのがベストです。それによって、編集者に好印象を与えられ、査読に進める可能性も高まる(つまり、デスクリジェクトを避けられる)からです。どの程度の英文校正が必要な原稿なのかが分かりませんので、1つ目のご質問に答えるのは困難です。どう処理されるかは、ジャーナルの基準や考え方、そして担当編集者の判断によっても異なるでしょう。もし、投稿先が一流誌で、大幅な英文校正が必要な原稿だったら、デスクリジェクトされてしまうかもしれません。良くても、英文校正の必要ありと判断されて原稿を戻されるかもしれません。言うまでもないことですが、可能性にかけるのではなく、事前に投稿計画をしっかり立て、それに沿って進めるのが、アクセプトを勝ち取るための最善策です。
編集者に相談するべきか?
こちらは、2通りの対応が考えられます。1つは、編集者にメールを書き、「英文校正をする必要がありそうなので、時間をもらえるならばそうしたい」と申し出ることです。もう1つは、そのまま様子を見ることです。というのも、この時点で相談しても原稿の進捗が滞るだけで、即時のリジェクトにもつながりかねないからです。
それでもやはり相談したいという場合は、メールを上手く書く必要があるでしょう。その際は、こちらのハンドブックで紹介しているテンプレートを参考にしてください: A practical handbook of templates for communicating with the journal [この資料は、エディテージの姉妹ブランドであるR Upskillが提供しています。R Upskillは、論文の執筆や査読をはじめとする研究者のさまざまな活動に役立つ学習プログラムをご用意しています。幅広い領域が網羅されているので、ぜひ一度チェックしてみてください。期間限定で、無料でご利用頂けます。]
最悪の場合はデスクリジェクトの判定が下される可能性もありますが、その場合は、別のジャーナルに投稿し直しましょう。もちろん今度は、事前に英文校正をかけましょう。エディテージではさまざまな英文校正サービスを提供していますので、ぜひご利用をご検討ください。