「本を表紙で判断してはいけない」という有名な諺がありますが、読者はしばしばそうします。したがって、研究論文に良いタイトルを選ぶことは、読者を惹きつけ、発信力を高めるために不可欠です。
そこで、エディテージのシニアエディターが、研究論文のタイトルの付け方について紹介します。
短くまとめる
読者は論文のタイトルをざっと読んで、その論文を読むかどうかを判断します。つまり、論文に効果的なタイトルをつけることは、わかりやすさ、簡潔さ、そしてあなたの研究をいかに表すかという点で非常に重要なのです。
読者が論文の内容をすぐに理解できるよう、できるだけ簡潔で魅力的な研究論文のタイトルを作成することがベストです。長いタイトルは避けるべきです。10語以上の単語を含むタイトルは一般的に長い研究論文のタイトルとみなされます。
どのような内容を含めるか
研究論文のタイトルは、結果がわかることが理想的で、曖昧な表現は避けなければなりません。例えば、変数間の「関係性」を曖昧に報告する研究論文のタイトルよりも、その関係の性質と方向性を明記することです。
ジャーナルによっては、研究論文のタイトルに研究デザインを含めるよう求めているものもあり、これは一般的に良いアイデアです。これは無作為化臨床試験なのか、事例研究なのか、メタアナリシスなのか。このような情報を提供することで、読者はあなたが何をしたのかを最初から理解し、論文の続きを読むための準備をすることができます。
最後に、研究論文のタイトルに略語を使うのは避けましょう。読者が略語に慣れていない場合、読者を遠ざけてしまうだけです。