論文リバイスとは
論文リバイスとは、 査読者からのフィードバックやコメント、指摘に基づいて改めて原稿に改善を加え、明瞭性、正確性、全体的な質を向上させる作業で、学術(ジャーナル)出版プロセスにおける極めて重要な段階です。この論文リバイスを実施し、再投稿論文を準備することで、論文がアクセプトされる可能性があります。
論文投稿後の査読結果パターン
論文を投稿後、著者に提示される査読結果は一般的に下記4つに分類されます。
- Accept(受理)
大幅な修正を必要とせずに承認される。 - Minor revision(微修正)
明確化のために若干の修正が求められる。 - Major revision(大幅な修正)
根本的な問題に対処するために大幅な変更が必要である。 - Reject (却下)
論文がジャーナルの定める基準を満たさない場合。
論文リバイスのプロセスは上記4つの内、Minor revision(微修正)とMajor revision(大幅な修正)で必要となります。それでは次の章で論文リバイスの対応方法について確認していきます。
論文リバイスの対応方法(再投稿論文の準備)
論文リバイスの対応方法について解説していきます。それぞれのプロセスでどのような内容が必要かを把握し、適切なリバイスを実施して再投稿論文を完成させます。
追加分析とテキスト修正量の評価
著者は、査読者からのフィードバックに基づいて、追加の分析やテキストの修正を実施しなければなりません。まずはこの作業にかかりそうな時間を見積もり、スケジュールを組みます。
修正原稿の作成
修正原稿は、変更点を違和感なく取り入れ、査読者のコメントに対応し、改善点を強調する必要があります。
英文校正とネイティブチェック
追加修正した論文のテキストに関しては、英文校正とネイティブチェックが必須です。投稿前に英文校正会社を利用している場合、サービスによっては再投稿時の再校正を無料や割引で行うことも多いので、確認をします。
査読者への返答レターの作成
著者は、各査読者のコメントにきめ細かく対応した包括的なレスポンスレターを作成することが求められます。査読者から指摘された点について適切に対応しているかどうかが再投稿論文が受理される重要なポイントなります。
レスポンスレターにも正確な英語が要求されますので、英文校正とネイティブチェックを行う対象とすることをお勧めします。
論文リバイス時の注意点
論文リバイス実施時には注意しておくべきこともあるため、数点説明していきます。
修正期限を守る
著者はジャーナルが定める修正稿期限を守る必要があります。修正期限が分かり次第、その期日から逆算してリバイスに必要なタスクを実施していく必要があります。
査読者のコメントに的確に応える
論文リバイス時には自分の主張だけを述べるのではなく、査読者のフィードバックに対して的確に論理的に回答することが重要です。
論文リバイス(再投稿論文の準備)のまとめ
論文リバイスはジャーナルのアクセプトを目指すために重要なプロセスとなります。論文を査読者からのコメントに則り、締切期限までに適切に修正することは、著者にとって非常に重要です。しかし、忙しい研究活動の中、集中してリバイス作業に取り掛かることは難しいかもしれません。そんな時は、論文リバイス経験の豊富なエディテージのサポートを受けながら、優れた論文を完成させることも可能です。
論文リバイス(再投稿論文の準備)に役立つエディテージのサービス
1年間再校正が無料のプレミアム英文校正
最初の英文校正時にプレミアム英文校正を選択すると、納品から1年間、再校正が回数、修正量ともに無制限で利用できます。またオプションで査読コメントへのレスポンスレターの英文校正もその対象に含めることが可能です。
投稿前の査読も含まれるトップジャーナル英文校正
プレミアム英文校正に含まれるサービスにプラスして、査読経験者が投稿前にレビューを行い、投稿先ジャーナルに合わせた英文校正を行います。更に万が一のリジェクトの際には、次のジャーナルのためのフォーマット調整も無料で行います。
論文執筆(作成)+投稿フルサポート
専門家チームが著者と綿密に連携して学術論文の作成を代行するサービスで、論文リバイスにも対応しています。再投稿論文の準備だけではなく、上述の英文校正に含まれるすべてのサービスおよび投稿自体の代行も含まれます。
論文リバイスは査読者からの指摘に対して、いかに適切に対応するかで今後の出版が決まる論文出版における大事なプロセスです。その段階で出版可能性を最大化させるエディテージの出版サポートサービスをぜひ利用ください。