AI英語論文執筆支援ツールPaperpalが京都大学医学部附属病院内の研究様向けに導入されました!下記は京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構戦略・広報室様のプレスリリース内容です。
(原文はこちらから)
働き方改革に伴う研究力維持・強化を目的とした、AI英語論文執筆支援ツールを導入しました。
《プレスリリース》 2024年10月1日
【ポイント】
京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構(以下、iACT)は、令和6年10月1日よりAIを活用した英語論文執筆支援ツール「Paperpal™」の運用を、京都大学医学部附属病院(以下、当院)内の研究者に対して開始します。
この取り組みは、当院の研究力強化を目的としたものであり、働き方改革に伴い研究者が研究に割ける時間が減少する状況においても、研究に取り組みやすい環境を整備する一環になります。
【概要】
大学教員の約8割が研究時間の不足を認識しており、そのなかで犠牲にせざるを得なかったものとして「論文等の成果物の作成・公表」が最も多いと報告されています。また、働き方改革の本格導入に伴い、論文執筆などの研究に影響を与える割合が増加すると報告され、その対応として効率化を図るためのICT化の推進の必要性が掲げられています。
そこで、当院の臨床研究支援組織であるiACTでは本年6月よりAIを活用した英語論文執筆支援ツール「Paperpal™」の導入に向けたトライアルを実施してまいりました。その結果、80%を超える研究者から「今後も使用したい」、「作業効率化に寄与した」などの回答をいただきました。
iACTの使命である「医学研究の成果をできるだけ早く、また確実に患者さんのもとへ届ける」を果たすには、研究実施の支援のみならず論文化という研究のアウトプットも重要と考えております。以上より、アンケート結果を踏まえて10月1日より「Paperpal™」を本格導入する運びとなりました。
本導入により、英文校正や翻訳にかかる時間が短縮でき、研究者は研究活動により多くの時間を割くことが可能になります。また、AIによる標準化された校正・翻訳が行われることで、論文の質の向上、さらには、国際的な一流学術誌に採択される可能性が高くなることが期待され、その成果を患者さんのもとへより還元することに大きく寄与すると考えられます。
当院では引き続き、新しい医療の開発と実践を通して社会に貢献してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構
担当:戦略・広報室
MAIL:spr_crt@kuhp.kyoto-u.ac.jp
Paperpalは、リアルタイムに言語と文法を修正するための提案を行い、著者がより良い文章をより速く書くことを支援するAIライティングアシスタントです。プロの学術編集者によって強化された何百万もの研究論文に基づいてトレーニングされており、機械的なスピードで人間の精度を提供します。