数ヶ月、あるいは数年もの歳月を研究に費やし、最後の原稿編集の段階で研究者が望むもの。それは、学術論文の執筆・校正ツールを活用しつつ、自分の文章を元の形で維持することかもしれません。
AIツールは、原稿編集の観点から「すべきこと」を理解するよう設計されていますが、同様に、「すべきでないこと」を理解することも重要です。生のAI出力にはエラーが多く含まれているので、そこに人間の知識と、文脈に応じた設計を組み合わせることで、非常に精度の高い最終成果物を生み出すことができます。それこそ、私たちが、安心して使える学術原稿編集ツールとしてPaperpal for Manuscriptを作るときに目指したものです。
Paperpal for Manuscriptは、数式や数字、引用、非英語テキストなど、論文内の事実的な要素を正確に検知し、そのまま保持するインテリジェンスを備えています。当AI編集ツールでは、以下の主要機能により、編集中の原稿の要素をそのままの状態で保つことができます。
数式を残す
特定分野の学術論文にはさまざまな種類の数式が含まれます。AI編集ツールが論文中のこのような数式を誤読したり、形式を不正確に編集・修正したりするために、著者が再度作成せざるをえなくなることがよくあります。Paperpal for Manuscriptは数式を検知し、その周囲のテキストのみを注意深く編集するので、元の数式を維持できます。
非英語テキストを残す
ジャーナルによっては、本文の一部を複数の言語で表記する必要があります。あるいは、原稿によっては、参考文献を他の言語で書く必要があります。そのような場合、原稿編集時に非英語テキストが誤って変更されないようにすることが重要です。Paperpal for Manuscriptのアルゴリズムは、文章中の非英語テキストを検知した場合はそれを読み飛ばし、英語テキストのみを編集します。
数字関連のスマート編集
AI技術は数百万ものデータを元に訓練されているため、エンドユーザーにとって好ましくない、不正確な編集パターンを提案することがよくあります。そのようなエラーとして編集ソフトによく起こるのが、数字の編集ミスです。Paperpal for Manuscriptは文章中の数字を検知すると、不必要な編集や間違った編集を加えないよう設計されているため、元の数字を正確に維持することができます。原稿編集時、数字については、日付のフォーマット編集など、正確な編集のみ行われます。
引用や参考文献を編集しない
引用は、特定のジャーナルやスタイルガイドに従わなければならないことが多いものです。そのため、これらの箇所の編集を避けることは必須です。Paperpal for Manuscriptは文章内の引用と参考文献リストを正確に検知すると、その箇所はそのまま残すため、著者が重複作業をすることもありません。
Paperpal for Manuscriptは、研究者や学術論文を書く人のために、原稿編集・投稿準備の最終段階を支援することに特化して開発されています。すでに論文執筆がほぼ終わり、投稿に向けて、早く、正確に校正する段階にいるなら、Paperpal for Manuscriptに残りの作業をおまかせください。