休暇中も研究室に残る留学生がくじけないための6つのヒント

Lab work over the holidays 6 Tips on keeping spirits up

毎年、年末年始の休暇が近づくと、ラボや昼食の席で話題になるのが、研究室の仲間たちが旅行や家族のお祝いを計画しているということ。とはいえ、博士課程の学生やポスドクのようなキャリアの浅い研究者にとっては、休暇中に研究室を離れるという選択肢はないかもしれません。それどころか、どうせ予定がないのだからと、他の人の代役を務めるなんてことも。そして、休暇前のパーティーが終わり、キャンパスが静かになると、実験や論文の最終章を書き上げるために残っている数少ない人々の中に自分がいることに気づきます。最初のうちは、同じフロアで自分だけが研究していることに、ちょっとした興奮を覚えるかもしれません。音楽をかけ、研究室を独り占めすることができるのです。でも、すぐに目新しさは消え、暗い中で家路につくと、冬の魅力ときらめくライトアップの光が郷愁を誘い、くじけそうになってしまうことも。

多くの場合これは、母国から遠く離れ、休暇中に研究室で仕事をするという、解放的でありながら孤立した世界に身を置いている研究者たちの現実です。

ここでは、そんな研究者でも休日を楽しみながら研究活動を行う方法をいくつか紹介します。

  1. イベントなどに参加する

研究や論文執筆があっていても、ホリデー気分に浸る時間を見つけることはできます。自分のほかにも、留学生や大きな締め切りを控えている人など、キャンパスに残っている人を探してみましょう。一緒に休日に食事をしたり、ささやかなパーティーを開いたり、映画鑑賞などを計画します。また、一緒に出かけて、イルミネーションなどの飾り付けを見たり、地域が集まってお祝いするイベントに足を運んだりするのもいいでしょう。

  1. ホームパーティーに参加する

ホームパーティーに留学生を招待したいと思っている素晴らしい人たちはたくさんいます。メンターに尋ねたり、他の学生やポスドクに、休暇中は一人になることを相談してみましょう。温かい食事とたくさんの笑いがあなたに必要なものかもしれません。

  1. 柔軟に対応する

あなたが育った場所の風習と、今いる場所での風習は大きく異なるかもしれません。ホームパーティーなどに参加する際には、今いる場所での新しい風習を受け入れつつ、自分が知る風習も遠慮なく共有してください。お互いの風習を知ることは、お互いの距離を縮めることにつながります。

  1. 自分を大切にする

散歩をしたり、近所の犬と遊んだり、深呼吸をしたり、温かいお茶を飲んだりするなど、自分がリフレッシュして落ち着けるような行動をリストアップしてみましょう。リストを目につくところに置いておけば、自分を大切にすることを常に思い出すことができます。

  1. 他の人に連絡をとる

オンラインや学内にはいろいろなグループがありますので、参加してみましょう。ホリデーシーズンは特に歓迎されることでしょう。キャンパス内の留学生コミュニティを調べてみて、イベントなどないか調べてみましょう。たいていの場合、いろいろなイベントが企画されていますので、参加してみる価値があるかもしれません。

  1. 社会貢献をする

高齢者施設や動物保護施設、小児病院などでボランティアをしてみてはいかがでしょうか? こうした活動ができる期間はそう長くはありません。いつか研究生活を始めたばかりの頃を振り返る日が来た時に、それは特別な形で思い出に残るものになるはずです。

休暇期間中に研究室に残るメリットは、中断なく自分のやりたいように研究できる時間がとれることです。そのメリットを十分に感じることができれば、有意義な時間になることは間違いないでしょう。


この記事はEditage Insights 英語版に掲載されていた記事の翻訳です。Editage Insights ではこの他にも学術研究と学術出版に関する膨大な無料リソースを提供していますのでこちらもぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

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