研究論文を起草する際には、研究内容をまとまった形で伝えるために、文章における明確な論理的構成を確保し、読者に理解しやすいようにすることが重要です。そこで、エディテージの経験豊富なエディターであるTomを招いて、研究論文の執筆における論理的な流れの重要性について掘り下げてみました。
文章における論理的な流れや構成が重要なのは、効率的なコミュニケーションを可能にするからです。読者の大半はあなたの論文は初見となるわけですが、文章が論理的に構成されていれば、あなたの論文の内容をより簡単に、より早く理解することができます。このビデオでは、文章における流れと構造を、パラグラフ内と文章全体の2つのレベルで見ていき、その後、編集の重要性に焦点を当てます。
パラグラフ内の執筆における論理的な流れの重要性
ここでいう文章の構造とは、各文章が前の文から論理的に続いていくことを意味します。パラグラフは通常、トピックを設定し、一般的なコメントからより具体的なアイデアに移行していきます。各段落の目的は、研究の全体的な目的と照らし合わせて明確にすることを忘れないようにしましょう。
文章全体の中での書き方の構造
研究論文全体として、明確な構造を持つ文章を書くことで、読者は素早く効率的に文章を読み進めることができます。この点で、研究論文の古典的なIMRAD構造(序論、方法、結果、考察)は、著者の経験則として覚えておくとよいでしょう。
最後に、まとまりのある文章にするために、研究論文の校正が重要です。文章を書くとき、人は必ずしも論理的な順序で考えるとは限らないことを心に留めておいてください。あるアイデアを思いついた後、別のアイデアを思い出し、また最初のアイデアに戻るかもしれません。このように、最初のドラフトは最も効果的な方法で構成されていない可能性があります。