せっかく時間と労力をかけて書いた論文、投稿後にジャーナルからの返事を待つのはもどかしいものです。多くのジャーナルが決定やフィードバックまでのタイムラインを提示していますが、ジャーナルがタイムラインを越えた場合はどうなるのでしょうか? どのような状況であれば、ジャーナル編集者にリマインダー(催促)を送ることができるのでしょうか? 丁寧でありながら、迅速な回答を得る可能性を高める問い合わせの書き方を考えたことはありますか? このビデオでは、エディテージのシニアエキスパートであるZaidが、ジャーナル編集者への丁寧なリマインダーの書き方、問い合わせに最適なタイミング、フレーズの使い方、メールに含めるべき情報を説明します。
期限が過ぎるまでジャーナルに連絡しない
ほとんどのジャーナルでは、査読に最大6週間かかることがありますが、これはジャーナルや研究分野によって異なります。また、査読者の都合や彼らが勧める修正の度合いによっても、実際にかかる時間は異なります。いずれにせよ、ジャーナルから何も連絡がなく、期限を過ぎてしまった場合のみ、ジャーナルに連絡し、原稿の状態を問い合わせるのがベストです。
状況確認を依頼する際は、礼儀正しく丁寧に
ジャーナルからのフィードバックが期限を過ぎた場合、ジャーナル編集者に丁寧なリマインダーメールを送ることができます。まず、ジャーナルに時間を割いてもらったことに感謝し、他の仕事で忙しいことを理解していることを伝えましょう。そして、期限が過ぎていることと、原稿に関する現在の状況を教えてもらうよう、ジャーナル編集者に丁寧に伝えましょう。
ジャーナル編集者に協力してもらう
ジャーナル編集者にリマインダーを送る際、原稿のID番号と投稿日を必ず伝え、編集者があなたの原稿に関する必要な情報をすぐに入手できるようにします。また、他に何か必要なものがあるかどうかを尋ねます。ただし、他のジャーナルへの投稿のために返事を待っているような態度は、プロらしくないと思われる可能性があるため、避けましょう。
ジャーナル編集者へのリマインダーは、そのジャーナルの一般的な査読期間の後に送ることが推奨されていますが、このルールには例外があります。場合によっては、著者がカバーレターの中で、より早い更新を希望することを示すことがあります。Zaidは、2つのケースでこのようなことが起こっているのを確認しています。1つは、研究に参加した学生が筆頭著者で、フィードバック期間前に卒業する予定だった場合、2つ目は、研究責任者が間もなく退職する予定だった場合です。フィードバックを早めてほしいという要望を受け入れてもらえるかどうかは、最終的にはジャーナルによります。この決定に影響を与えるためにあなたができることは、上記のステップに従い、ジャーナルと明確かつ効果的にコミュニケーションをとることです。