2017年5月31日、米国・ペンシルベニア州、フィラデルフィア― 今年のピアレビュー・ウィークの日程が発表され、ピアレビュー・ウィーク2017は9月11日~17日に開催される運びとなりました。例年、出版社、学会、オープンサイエンスの提唱者たちがこの世界的イベントに参加し、査読プロセスのベストプラクティスや進展状況についての啓発を行なっています。今年は、エディテージを含む29団体が参加予定となっています。参加団体のうち唯一の英文校正会社であるエディテージは、最善の出版プロセスの支持、支援、普及へのコミットメントを再確認しました。
ピアレビュー・ウィークの主な目的は、学術コミュニケーションでピアレビューが果たしている中心的役割に光を当てることです。このイベントは、ピアレビューをさまざまな切り口(最新動向、ピアレビューの代替モデル、ジャーナルの出版ワークフローをスムーズにする査読システムの効率性、ピアレビューを取り巻く倫理的問題など)から議論する場でもあります。ピアレビューの不正操作による最近の論文撤回は、堅固な査読システムの必要性を再認識させましたが、これもまたピアレビュー・ウィークのようなイベントで扱い、関連する喫緊の課題について議論や解決を促すべきテーマです。
エディテージの著者啓発部門であるエディテージ・インサイトは、ピアレビュー・ウィーク2016に積極的に参加しました。昨年のテーマは「Recognition for Review(査読を認め、感謝する)」でしたが、エディテージ・インサイトでは、査読者に対する著者からの感謝の一言を募集 したほか、査読者向けにウェビナーを開催し、著者に査読プロセスに関するさまざまなリソースを紹介しました。これらの取り組みにより、エディテージはピアレビュー・ウィーク2016のトップ・インフルエンサーとして認められました。エディテージ・インサイトは、ジャーナルと著者との間の隔たりを埋めることに熱心に取り組んでいます。実施中の著者アンケートでは、学術出版プロセスに関する著者の見方を掴もうとしています。アンケートにはすでに多数の回答が寄せられており、暫定結果は学術界の主要なリーダーたちに紹介されています。他にも、学術出版に関するさまざまな側面(倫理的な出版行為、ピアレビュー、オープンアクセス、ジャーナルの選択、論文の露出強化など)を扱うラーニング・コースを提供することで、最善の出版慣行を促進しています。最近実施した著者向けのオンラインコースでは、論文撤回を防いで倫理的な出版を行う方法についての教育を行いました。
ピアレビュー・ウィーク2017のテーマは「Transparency(透明性)」です。エディテージ・インサイトは、9月に向けて多くのアウトリーチ活動を計画しています。より詳しい情報は、www.editage.com/insightsをご覧ください。
ピアレビュー・ウィークについて
ピアレビュー・ウィークは、科学の質を維持する上でピアレビューが果たす重要な役割を称える世界的なイベントです。 イベントでは、優れたピアレビューは学術コミュニケーションに欠かせないものであるという主要メッセージの共有に取り組む個人や各種研究機関・団体が一つになります。また、ウェビナー、インタビュー、ソーシャルメディア活動などのバーチャルイベントや対面式のイベントが行われます。さらに、ピアレビューの役割に注目するだけでなく、編集者や査読者の仕事を紹介し、研究と発展のベストプラクティスを共有し、最新のイノベーションとアプリケーションについての説明も行われます。
▼最新のニュースはブログトップページの「すべての最新記事」よりご覧いただけます。
http://176.34.32.5/
▼エディテージのサービスは以下のページよりご確認いただけます。
https://www.editage.jp/