英文校正・論文投稿サポートを提供するエディテージは、2017年3月27日、28日に北京で開催された国際編集者会議(ISMTE)主催の第2回Asia年次大会に参加しました。本大会は、オーストラリアとその近海諸島、ヨーロッパ、北米のジャーナルや出版社から130超の団体が参加し、大成功のうちに幕を閉じました。東西の編集部間の交流や情報交換におおいに役立つ本大会で、エディテージは共催者という栄に浴し、ブースを構えただけでなく、今大会の公式集合写真のスポンサーも務め、また複数の重要セッションにも参加しました。グローバルな研究の場においてアジア太平洋地域がますますその存在感を高める中、学術出版でのコラボレーションを象徴するISMTEのAsia年次大会は、まさに絶好のタイミングで開かれたと言えるでしょう。
エディテージ米国法人代表のドナルド・サミュラック博士は、「中国の出版が向かう先 – 国際化の要求とビジョン」と題したセッションのモデレーターを務めました。錚々たるパネル陣の顔ぶれには、中国出版界の以下の重鎮たちが含まれていました。ヤン・シュワイ博士(Dr. Yan Shuai) – 清華大学出版社副編集長/中国大学ジャーナル 学会(Society of China University Journals )会長、シェンリ・レン博士(Dr. Shengli Ren) – 中国科学技術雑誌編集学会 (CESSP)副会長兼事務局長、中国国家自然科学基金委員会(NSFC)科学エディター、ホン・シャオ氏(Mr. Hong Xiao)- 中国学術情報データベース(CNKI) 業務部長兼副編集長。興味深い本セッションでは、中国の出版史や、出版界の今後の方向性について議論が交わされました。
ドナルド・サミュラックはまた、浙江大学ジャーナル(SCIENCE A/BおよびFITEE)編集主幹と浙江大学出版ジャーナル部門ディレクターを務めるヘレン・ザン氏とともに、「原稿の精査 – 出版に適しているか?」と題したセッションの進行と発表も行いました。このセッションでは、ハゲタカジャーナルや非倫理的な出版サービス業者による無責任な出版行為について話し合われたほか、非倫理的な出版行為による原稿のさまざまな欠陥(オーサーシップ、原稿の売買、不正査読、剽窃行為、重複出版、画像の改ざん、自己引用など)を見極めるための編集サイドのベストプラクティスについて議論されました。
昨今あらゆる分野で競争が激しくなっていますが、学術出版も例外ではありません。無責任な出版行為が増加する中、世界各地のジャーナルと出版社が互いにオープンに交流し、情報交換を行うことが欠かせなくなっています。私たちエディテージは、東西の出版関係者間における仲間意識の醸成とコラボレーションの推進を目指すこのような重要な大会の成功に関われたことを、誇りに思っています。 エディテージはまた、ワークショップやウェビナーを通じた著者教育も、中国で積極的に行なっています。
ISMTEについて
ISMTEは、学術誌の査読と出版に従事する専門家コミュニティを結びつけることを目指し、対等なネットワークの構築、教育訓練、ベストプラクティスのための調査と資料作成、ジャーナルの方針の策定に取り組んでいます。また、学術、科学、医学、技術、学術出版の各業界における特殊なニッチ市場で活動するジャーナル編集スタッフを支援しています。そして、ニュースレター、討論フォーラム、オンラインリソース、ミーティングを通じ、業界の専門家たちの橋渡しを行なっています。
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