~本パートナーシップにより、日本の研究者はアカデミストのクラウドファンディングを通じて研究費削減に関する問題を解決し、より多くの研究活動を行うことが可能に~
グローバルで研究者を支援する科学コミュニケーションおよびテクノロジー企業であるカクタス・コミュニケーションズ(Cactus Communications、本社:インド、以下:カクタス)は、研究者に研究資金調達の機会を提供し、より多くの研究プロジェクトを促進することを目的に、クラウドファンディングサービス「academist」を運営するアカデミスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 CEO:柴藤亮介、以下アカデミスト))とパートナーシップ契約を締結したことを本日発表しました。
日本の研究者は資金調達に問題を抱えており、クラウドファンディングは研究者が資金調達するための新しい手段であると同時に、研究活動促進によるサイエンスコミュニケーションの一助となります。本パートナーシップでは、カクタスの旗艦ブランドであるエディテージを利用する日本の研究者に向けてアカデミストが提供するクラウドファンディングサービスacademistの認知を高めるとともに、アカデミストのプラットフォームを通じてエディテージに関するプロモーションを実施するなど、様々な活動を共同で行います。パートナーシップ概要および本パートナーシップによる具体的な顧客へのメリットは以下の通りです。
パートナーシップ概要
カクタスとアカデミストは、互いのサービスをそれぞれのユーザーに周知することに加えて、研究者コミュニティ向けのプロジェクトを共同で実施します。
パートナーシップによる具体的な顧客メリット
カクタスの顧客には、研究費獲得のためのクラウドファンディング導入支援と情報、ノウハウが提供されます。
アカデミストの顧客には、論文出版の際のエディテージのサービス割引と、プロジェクトの情報拡散支援などが提供されます。
アカデミストとの提携について、カクタスの日本法人代表取締役であるである湯浅 誠は、次のように述べています。「アカデミスト様とパートナーシップを締結できたことを大変嬉しく思います。日本の研究コミュニティが直面している大きな課題の1つは、「研究費削減」です。この問題に対処するために、今後はアカデミスト様と協力し、クラウドファンディングサービス「academist」および当社「エディテージ」の認知・利用を促し、資金調達と研究普及の両方において、より多くの機会を日本の研究者に提供したいと考えています。同時に国からの研究費以外の民間外部資金獲得の可能性と研究情報発信の重要性についても発信していきたいです。」
アカデミストの代表取締役CEO 柴藤 亮介氏は、次のように述べています。「社会の一員として、私たちは、未来をより良くするために、あらゆる分野の研究を推進する必要があります。研究活動における環境悪化が指摘されている現在、社会が団結し研究者が研究を継続できるように支援することが不可欠です。今回、カクタス様の協力が得られたことは大きな成果だと思います。また、日本の若手研究者を支援するカクタス様のエディテージ・グラント(若手研究者向け助成・支援プログラム)にも期待しており、優れた研究アイデアが実用化されるよう、できるだけ多くの方々にエディテージ・グラントに参画し、助成金を提供いただきたいと願っています。」
エディテージ・グラント(若手研究者向け助成・支援プログラム)とは、カクタスが日本の若手研究者支援を目的に開始した研究助成プログラムです(2022年11月2日発表)。この支援プログラムでは、日本の若手研究者の研究活動を推進し、彼らの初めての研究事業の立ち上げならびに研究者として国際的なリーダーシップスキルの獲得を支援すべく、5名の優秀な若手研究者を選出し、1人につき100万円の助成金を贈呈します。