自然言語処理(NLP)とコンピュータビジョン、機械学習の驚異的な進展により、AIソリューションの開発と活用は重要な転換点を迎えています。この数年で、人間の能力を補完するためにAIを活用した自動化が進み、さまざまなビジネスが変貌を遂げてきました。その影響は学術出版界にも及んでおり、アカデミックライティングの効率化や投稿論文のチェックなど、出版プロセスでのAI活用が広まっています。
マッキンゼーのグローバル調査によると、56%がAIソリューションが少なくとも1つの機能で活用されていると回答しており、これは2020年に報告された50%という数値から増加しています。1 出版業界もAIによる自動化と無関係ではいられません。出版関係者を対象とした他の調査によると、AIの導入パターンは他業界とさほど変化がなく、主にマーケティングと流通でAIへの投資が見られるようです。2 同調査では、編集部門がAIによる最適化の恩恵を大きく受ける可能性についても報告しています。
出版プロセスにおけるAI
学術出版界におけるこのような取り組みをリードしているのが、最先端のAIを搭載し、出版サイクルの初期段階で効率化を図るアカデミックライティングツール、Paperpalです。アカデミックライティングは、一般のライティングやビジネスライティングに比べ、非常に高度なスキルを要します。研究論文は、文章の質、トーン、スタイル、構造において、伝統的かつ明確に決められた慣例に従う必要があるからです。また、ジャーナルの編集者による審査プロセスに合格し、迅速に査読段階に進むためには、ジャーナル独自の長いスタイルガイドに規定された仕様にも従わなければなりません。
アカデミックライティングにおけるAIの草分け
PaperpalのAIは、プロの編集者が編集した研究論文を通じて何十億もの校正方法を訓練されているので、アカデミックライティングの専門的なニュアンスを「学習」しています。定期的なベンチマークテストによると、当社の最先端の機械学習モデルは、人間に近いレベルの精度を達成し、多岐にわたる学問分野をカバーしています。つまり、研究者や編集者が数日間も費やすような推敲作業を、PaperpalのAIアカデミックライティングツールは数分で完了し、正確な原稿を完成させるのです。オンラインのエディターにファイルを送信するだけで、完全に編集され、変更履歴が記録された原稿を瞬時にダウンロードできます。あるいは、Wordのアドインをインストールすると、執筆中にリアルタイムで提案を受けることもできます。どちらの方法でも、Paperpalは、より良い原稿をつくるためのアカデミックライティング及び推敲のプロセスを大幅に効率化し、研究論文や学位論文を書くための理想的なライティングツールとなるでしょう。
出版でのAI活用が本格化するなか、Paperpalは研究者の未来です。研究者の仕事を効率化し、論文出版という目標をより早く達成できるよう支援することで、アカデミックライティングと研究コミュニケーションに革新をもたらします。まずはPaperpalに登録し、アカデミックライティングの革新技術をお楽しみください。
参考文献
- McKinsey & Co. The State of AI in 2021. https://www.mckinsey.com/business-functions/quantumblack/our-insights/global-survey-the-state-of-ai-in-2021 (2021).
- Gould Finch and Frankfurter Buchmesse. The Future Impact of Artificial Intelligence on the Publishing Industry. https://www.buchmesse.de/files/media/pdf/White_Paper_AI_Publishing_Gould_Finch_2019_EN.pdf (2019).