Paperpalの生成AIライティング機能で研究公正を維持する

Maintaining Academic Integrity with Paperpal’s Generative AI Writing Features

Paperpalは最近、生成AIを搭載した「Write」機能をリリースしました。この機能は、既存のコンテンツに対してテキスト予測を提供します。また、希望するアウトプットに合わせたカスタム予測やAIによる提案も可能です。作業を進めるためのインスピレーションが必要なときだけでなく、洗練された学術的な英語でアイデアを表現する方法がわからないときにも最適です。

「Write」機能は、Paperpalのユーザー、特に修士課程や博士課程の学生の間で熱烈に受け入れられています。現在、生成AIは非常によく使われていますが、一部の学者たちは、その真価、学術論文における誤用の可能性、AI検出ソフトウェアに引っかかるリスクについて懸念を表明しています。最近では、発表された研究論文におけるChatGPTの明白かつ無制限な使用がニュースになっています¹。このような事態を前に、学術関係者、特に学生や若手研究者にとって、生成AIの利点と限界を理解し、ワークフローにこれらのツールを組み込むための倫理的枠組み(すべきこととしてはいけないこと)を採用し、研究公正を維持することが不可欠となっています。

研究論文におけるChatGPTの使用(出典

生成AIを理解する 

AIによって生成されたコンテンツとは、多数の著者によって書かれた膨大な量のテキストデータに基づいて学習された大規模言語モデル(LLM)によって生成される、驚くほど人間に近いテキスト応答を指します。例えば、あなたがコーヒーショップにいるとします。選りすぐりのコーヒー豆の中から、複数の農園から仕入れた、手ごろな価格のブレンド豆を選ぶでしょうか、それとも1つの農園から仕入れた、値段は高いけれども純粋な「シングルオリジン」豆を選ぶでしょうか。この例の場合、シングルオリジンの豆があなた独自の学術的な執筆スタイルに相当するとすれば、AIが生成するコンテンツは基本的にはブレンドです。生成AIによって書かれた文章には、華美な語彙の使用、アイデアの繰り返し、事実と異なる不正確さといった、ある種の兆候が見られるのも不思議はありません²。

こうした限界や研究公正に対するリスクはあるものの、生成AIをアカデミックライティング・プロセスに組み込むことには、白紙の状態や創造力のスランプの時期を乗り越えるという、非常に大きなメリットがあります。秘訣は、これらのAI機能とあなた自身の知能を組み合わせることで、客観的思考を強化し、最高のオリジナル文章を生み出すことです。

バランスを取る:生成AI時代における独創的なアカデミックライティング

英語力やアカデミックライティングのスキルのレベルに関わらず、あなたの経験や文脈理解、専門知識があれば、自動的に生成AIよりも優位な立場に立てるという考えから始めるのがベストです。Paperpalのようなツールは、あなたに代わって文章を書くのではなく、的確でリアルタイムのライティング支援を提供するように設計されています。この考え方を身につければ、アシスタントに指示を出すように、ライティングタスクを「委任」するだけでいいのです。その方法は以下の通りです。

1.何を書くかを決める
トピックや大まかなテーマがまだ決まっていない場合、生成AIは優れたブレインストーミングパートナーとして役立ちます。これは、授業のエッセイのような簡単なものに取り組んでいる場合でも、オリジナルの研究論文を書くことを目標としている場合でも当てはまります。後者の場合、仮説を立てるために、文献収集や読むことの多くをAI支援分析で補う必要があるかもしれません。エッセイやブログの場合は、要件はもっとシンプルです。下のスクリーンショットでは、Paperpalの「Brainstorm」機能が、ポイント5の「striking a balance(バランスをとる)」など、意味のある視点が含まれている有益な提案をいくつか生み出している様子がわかります。

2. 書き始める
学術論文のテーマが決まったら、セクション、章、論文の構成要素や骨組みを率先して定義します。関連するコンテキスト、そのテーマに関する既存のコンセンサス、あなたの論文がもたらす貢献を理解できるのは、AIではなくあなただけですから、独自のベース資料を作成することが不可欠です。それでもアイデアが浮かばない場合や、どのように論文を構成すればよいかわからない場合は、Paperpalの「Templates」機能を使って、AIにエッセイや研究論文のアウトラインを提案してもらいましょう。

Paperpalがこのブログ記事に提案したアウトライン

AIが生成した記事のアウトラインでは、トピックや構成は素晴らしいように見えます。しかし、客観的に検討すると、重要なアイデアに焦点を当てながら、繰り返しの要素を削除し、不足している要素を追加する余地があります。このように、AIの提案は創造的思考を活性化させ、あなた自身の貢献を簡単に取り入れることができます。このブログでは、最終的な骨組みは以下のような感じとなりました。

PaperpalのAIと人間の専門知識に基づいた最終的な記事のアウトライン

3. 書き続ける
いったん骨組みができれば、事実とストーリーテリングの両方の要素を盛り込み、アウトラインを埋めるのはいたって簡単なはずです。Paperpalの「Write」機能が真価を発揮するのはこの部分であり、例や対照的な要素を用いて下書きをより速く進めるための状況に応じたアイデアを提供してくれるため、執筆の勢いが止まることはありません。

最後に

上で紹介したアカデミックライティングのプロセスでは、様々な場面で生成AIの提案を利用することで、下書きを進めながら、同時にオリジナルのアイデアを盛り込み、ユニークな会話形式でストーリーを伝えることが繰り返し取り上げられました。英語を母国語としない著者にとって、Paperpalの「Write」のような信頼性の高い生成AI機能は、初稿を素早く書き上げ、自信をつけるための道筋を提供してくれます。

現在、多くのジャーナルや大学が、英語を民主化し、多様な学術利用者全体の論文の質の向上において、AIを活用したライティング・校正ツールが果たす役割を認識しています。これらのジャーナルや大学は主に、こうしたAIツールの使用を宣言し、著者がやみくもに生成AIに頼らないよう求めています。これを実行し、AIを土台として自らのアイデアやコンテンツを有意義に織り交ぜることで、著者は研究公正を維持し、最高の学術論文を半分の時間で書き上げることができるのです。

AIを使ってアカデミックライティングのスピードアップを考えるなら、今すぐPaperpalに登録し、「Write」機能を試して自分の論文を生まれ変わらせましょう。

参考文献

  1. Papers and peer reviews with evidence of ChatGPT writing, Retraction Watch. Available online at https://retractionwatch.com/papers-and-peer-reviews-with-evidence-of-chatgpt-writing/
  2. New AI classifier for indicating AI-written text. OpenAI blog, January 2023. Available online at https://openai.com/index/new-ai-classifier-for-indicating-ai-written-text/ 

Paperpalは、リアルタイムに言語と文法を修正するための提案を行い、著者がより良い文章をより速く書くことを支援するAIライティングアシスタントです。プロの学術編集者によって強化された何百万もの研究論文に基づいてトレーニングされており、機械的なスピードで人間の精度を提供します。

Paperpal
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この記事を書いた人

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