表と図は、研究論文の全体的な質とインパクトを高める上で重要な役割を果たします。そのため、表や図の完成度や、効果的か、魅力的であるかを確認することは不可欠です。まず、データを提示する形式として、表、図、テキストのどれが最適かを判断します。そして、以下の一般的なガイドラインに従って、研究論文を執筆する際に効果的な表や図を作成しましょう。
- 研究論文内の表や図は、わかりやすく、本文を読まなくても理解できるようにします。
- 本文中で表や図の内容を繰り返さないようにします。代わりに、本文では表や図の重要性や重要なポイントに焦点を当てましょう。
- 表と本文で、値や詳細を一貫して表示します(略語、グループ名、治療名など)。
- 表や図には明確で情報量の多いタイトルを付け、列見出し、軸ラベル、図ラベルなどには明確かつ適切なラベルを付けます。
- 表や図の作成にあたっては、特に、掲載可能な表や図の数、番号の付け方、タイトル、画像の解像度、ファイル形式などに関して、対象ジャーナルの指示に従います。
- すでに公開されている表や図を掲載する場合は、必ず著作権保持者(通常は出版社)の許可を得て、出典を明記します。
研究論文の中で表や図をきちんと整えることで、複雑なデータを簡潔かつ魅力的に表現するのに役立つだけでなく、ジャーナルの査読者や編集者、その後の読者が研究結果の概要を素早く把握するのにも役立ちます。
以下の記事に、論文に科学的な表や図を提示するためのチュートリアルがまとめられていますので、併せてご覧ください。
>>研究成果の発表に効果的な図表の使い方
この記事はEditage Insights 英語版に掲載されていた記事の翻訳です。Editage Insights ではこの他にも学術研究と学術出版に関する膨大な無料リソースを提供していますのでこちらもぜひご覧ください。